第247回   SCHRANG / POVERTY STINKS

1.MY SWEET LOVE / 2.SCHRANG! / 3.EVERYBODY'S GOT THE RIGHT / 4.A GENTLE WORD / 5.I WISH THIS DAY WOULD LAST FOREVER / 6.THIS LOVING FEELING / 7.CHERRY GIRL / 8.NO / 9.NUMBER ONE / 10.RESCURE ME / 11.BEAUTIFUL / 12.RACE OF BOREDOM PERSONS

さて、ポヴァティ・スティンクスです。彼らのことについては、ずいぶん前に紹介したことがあるのですが、覚えていますか?彼らは、ピュアでポップな楽曲を奏でるバンドのひとつです。
彼らの日本デビュー盤は3枚のアルバムからのベスト盤だったんですが、その後、4枚目と5枚目は日本でもリリースされました。今回紹介するのは、日本ではリリースされなかった彼らの6枚目のアルバム(1998年)になります。

M1は、オープニングにぴったりの明るいポップ・ナンバーです。ギターのリフもいい感じだし、曲も(若干ギター・ポップ味が多いかもしれませんが)キャッチーで、シングル向けですね。(^^)M2は、タイトル・チューンです。パワー・ポップ色の強いイントロとサビに、ネアオア風のヴァースが絡むという構成がいいですね。煌びやかなギター・ソロも聴き所でしょう。

M3は、ネオアコ寄りのサウンドに、伸びのあるヴォーカルが印象的な曲です。個人的には、サビで盛り上げているところより、ヴァースでのネオアコ・サウンドに惹かれますね。M4は、若干60年代のソフトロックの雰囲気も持った曲です。ギター・ポップ色の強い感じがしますが、メロディーは、もう一皮むけてほしいところではあります。ホント、惜しいなぁ。

M5も、ギターリフを中心に60年代テイストのある曲ですね。シャッフル・ビートが心地よいです。M6は、繊細なメロディーが弾むビートに乗って流れていく曲です。美しいメロディーもいいんですが、バッキングのギターの存在感が著しいですね。いい曲です。

そしてM7です。僕にレビューを書くことを決めさせた曲でもあるんですが、文句なしのパワー・ポップ・チューンです。ビートの利いたイントロ、アルペジオの美しいヴァース、ポップで甘酸っぱいサビのメロディーとコーラス。素晴らしい曲ですね。個人的には、セカンドの「I am your friend」に匹敵する名曲だと思います。(^^)続くM8は、じっくりと盛り上げていくタイプのバラードですね。ここでもギターの存在感が凄いです。

M9は、再び60年代テイストの強い曲です。イントロは「ハートせつなく」あたりかな?(笑)この曲もギターが凄くカッコいいですよ。オススメの1曲です。(^^)M10は、モータウン・ビートが印象的な曲ですね。でも、60年代のモータウンというよりは、ジャムやスタカンに近いものを感じます。

M11は、ギター・ポップ色の濃い曲です。マイナー調のメロディーにラウドなギターが合っていますね。ラストのM12は、ギター・ポップ風バラード・ナンバーですね。繊細で美しいメロディーがアルペジオを中心としたバッキングに溶け合っています。逆に、サビでギターがラウドになるあたりが、メロディー的には若干落ちるような気がします。この曲も惜しいなぁって感じですね。(笑)

彼らの音楽は、純粋でポップなサウンドとヤルモの鼻にかかった独特のヴォーカルが印象的でしたが、ここでも、その基本路線は変わっていませんね。ただ、このアルバムではギターの存在感が凄く大きく、そのぶんサウンド処理が曲ごとに細かく設定されていて、好感を持ちました。やはり素敵なバンドです。(^^)

彼らのオリジナル・アルバムは、どうやら今のところこれが最新のようで、少し前にベストアルバムが出ただけで、活動も止まっているようです。こんなに素敵なアルバムを作っていたアーティストだから、また新作を聴かせてほしいと思っているのは、きっと僕だけではないでしょう。彼らのアルバムを目にする機会は少ないかもしれませんが、中古屋さんで日本盤でも見かけたら、しっかりゲットしてみてくださいね。

では、また次回に!

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