第214回   Internal Monologue / Dave Smalley

 1. Sooner Or Later / 2. Tell Me Girl / 3. It’s Cold Outside / 4. Bad Blood / 5. Born In The Country / 6. Something I Could Say / 7. Restless / 8. They Grow Up / 9. Someone To Shine For / 10. Warrior At Rest / 11. Someone Like You

前回はジム・ボンファンティのバンドを紹介したのですが、ラズベリーズのオフィシャル・サイトでは、デイヴ・スモーリーのソロ・アルバムも入手することができました。(彼自身のHPでも販売しているのですが、国際為替送金以外の方法がダメだったりして割りの合う注文にはなりませんので、PAYPALで買えるのは嬉しいところですね。)
正直なところ、僕にとってのデイヴは、ラズベリーズのメンバーの中では4番手の存在なのですが、それでも彼にとっては(おそらく)最初のソロ・アルバムですから興味津々です。

では、聴いていきましょう。M1は、軽快なポップ・チューンです。「ラズベリーズ」「パワーポップ」という言葉とは無縁ですが、とても爽やかな曲ですね。ウエスト・コーストの香りが漂ってきます。イーグルス(初期)風のコーラスやサックスの音も印象的です。続くM2も爽やかな曲です。メロディーは、なんとなくM3に似ている感じがしますが、コーラスはM1同様にイーグルス調です。

M3はセルフ・カバーですね。アコギの弾き語り(実際の録音がどうだったのかは知りませんが)なのですが、曲がいいだけに素晴らしい仕上がりですね。シンプルにしっとりと聴かせてくれています。M4は、ロック・ナンバーです。アルバム中で一番ラズベリーズの香りがする曲かもしれません。でも、エリックではなくてウォーリーやデイヴが書いた曲の感じですね.....って、本人か。(爆)

M5は、文字通りアメリカンな香りがぷんぷんとしてくる曲です。その手のサウンドが好きな人には、本当にたまらない曲でしょうね。マイナー調のM6は、バッキングのピアノのリリカルな響きにのって哀愁味の漂ってくる曲です。地味ながらも、メロディーも美しいですし、ギター・ソロもいい感じです。僕がアルバムのベスト・トラックを選べばこの曲かM3ですね。

M7も、スライドギターが効いて、カントリー風味たっぷりの曲です。聴いていると、どことなくブリンズリー・シュワルツを聴いているような気がしました。まあ、そんなこと感じるのは僕だけでしょうけどね。(笑)M8は、再びイーグルスっぽい曲ですね....それよりもJDサウザーのイメージかな?これは。

M9は、ちょっぴり毛色を変えて、ギターのカッティングもリズミックな曲ですね。エレピとサックス・ソロが印象的ですが、楽曲全体としての印象はちょっと薄いかもしれません。M10は要所要所のバッキングのマンドリンの音が印象的なアメリカン・チューンですね。美しいメロディーとアコギの響きがいい感じです。

ラストのM11は、ミッド・テンポの爽やかな曲です。この曲あたりはJDサウザーあたりの音に近いんではないでしょうか。メロディーが平坦で面白みが少ないので、もう少しメリハリのあるアレンジのほうが良かったかもしれませんが、アルバムのラストを飾るにはふさわしいと思います。

聴き終えてみて、良くも悪くも「It's Cold Outside」のアコースティック・カバーが印象的な一枚だと思いました。悪くない曲は詰まっているのですが、似たような雰囲気の曲が多く、楽曲の持つパワーの面ではM3を超える曲はなかったなという感じです。
でも、決してできの悪いアルバムではありません。煌びやかなポップとは縁がないのですが、ゆったりとしたサウンドが耳に心地よく響いてきます。ライナー(書いてるのはケン・シャープです。(^^))にもイーグルスが引き合いに出されていたりするのですが、確かに、イーグルスやJDサウザーあたりのファンの方なら、結構気に入るのではないかな?と思います。

ということで、ラズベリーズとはベクトル違いますが、ファンなら聴いてみても損はない1枚だと思います。

では、また次回に。

< Internal Monologue / Dave Smalley / US / Legendstar / no number >


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