第211回  BLUNT CUT / KELLY'S HEELS

 1.SOMEONE, SOMEWHERE / 2.FEELING NOTHING / 3.SHE KNOWS / 4.HOW MUCH WORSE? / 5.WAITING FOR A SIGN / 6.CAN YOU COUNT THE STARS? / 7.SURELY / 8.EVERYTHING I'VE ONE / 9.NEVER THE SAME / 10.THE EASY WAY / 11.INVIBLE ME / 12.YOU DON'T KNOW HER

さて、本当に久しぶりのアップですね。書きたいアルバムの中には、もうすでに入手から3ヶ月以上も経つものも沢山あるのですが、おいおい紹介していきたいと思います。

今回紹介するのは、アメリカのインディー・レーベル(というか、ほとんど自主制作ですが)のアーティスト、ケリーズ・ヒールズです。このアルバムは、なじみのCDショップで試聴させていただいて2枚ほど即買いしたものの片割れですが、このアルバムを聴いた後にネットで調べて、さらに2枚(合計4枚)を一気に買ってしまいました。(注:9月の話です。(^^;)

どのアルバムもちゃんとしたプレス盤だったんですが、最初に買った2枚には(ネットで新たに買ったほうにはついていましたが)バーコードさえついていないという、本当に細々とやってるんだろうなと思える作りでした。(笑)どれも良くできたアルバムでしたので、4枚のうちのどれを選ぼうかと悩んだ末、一番地味だったこのアルバムを選んでしまいました。(笑)

M1は、弾けるようなポップ・チューンです。他のアルバムに入っている別テイクの方が出来自体はいいのですが、ここでのシンプルなサウンドが心地いいですよ。

続くM2は、渋くて素朴なバラード・ナンバーです。ニック・ロウみたいな雰囲気のギターとコーラス・ワークが本当に素晴らしいと思いますし、僕にとっては一番のお気に入りとなった曲です。ちなみに、このアルバムを選んだ理由の99%は、この曲にあります。ホント、いい曲ですよ。(^^)

M3は、ビートルズ調のサウンドとコーラスの佳曲です。M4は、サビのキュートなメロディーが素敵なミッド・テンポの曲です。ミドル8あたりは、やはりビートルズの影響が大きいと思いますね。

M5も60年代の香りの強い曲ですね。21世紀の(決してビートルズではなく)マージー・ビートとでも言うべき曲でしょうか。派手さがないところからもそんな感じがします。M6も似たような感じの曲ですね。ジェリー&ペースメイカーズとかフォアモストみたいな印象を受けますね。

M7はオーソドックスなロッカ・バラードですね。伸び伸びしたメロディーがいい感じです。M8のイントロと間奏はちょっと派手ですが、曲は渋めのポップ・チューンだったりするので、対比が面白いです。それにしても、どの曲もメロディーのセンスはなかなかのものだと思いますよ。

M9はアコギのカッティングが印象的なバラードです。前半は、アレンジがシンプルな分だけ、メロディーの良さがよくわかりますね。後半は盛り上がってきて、必殺のギターソロもあります。ほとんどピート・ハムかバッドフィンガーの世界ですね。(^^)とりあえず、アルバムのベスト・テイクかもしれません。

M10は、ちょっぴりビートを効かせたポップ・チューンです。これもバッドフィンガーっぽいかな?M11もビートの効いた曲ですね。ここでは、コーラスワークが特にビートルズっぽいですね。(^^)

M12も美しいメロディーの曲ですね。イントロのアルペジオも美しいですし、それに絡むリード・ギターがジョージっぽくって面白いです。後半は軽やかなビートに乗っていい感じですね。

彼の魅力は、(オーソドックスだけれども)うたごころに溢れるメロディーにあるでしょう。このアルバムでは、サウンドが地味な分だけ、それがストレートに伝わってきます。サウンド面も含めるとの「THREE CHORD BRAG」あたりのほうが、ポップ・フリークには「ど真ん中のストライク」でしょうし、全体としてのクオリティも高いのですけどね。でも、先述のように、M2のようなフィーリングが本当に素晴らしいと思える1枚です。

では、また次回に。

< BLUNT CUT / KELLY'S HEELS / US / ??? / no number >


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