第199回  DATE OF BIRTH / デイト・オブ・バース

 1.ドゥー・ユー・ビリーヴ・ユアセルフ? / 2.1969 / 3.タイム・オブ・ファイヤー / 4.ブック・オブ・ドリームズ / 5.ビコーズ / 6.ユー・アー・マイ・シークレット / 7.サマー・オブ・ラヴ / 8.タイム・アフター・タイム / 9.リサ / 10.思いでの瞳

 今回紹介するのは、デイト・オブ・バースです。このバンドのことは知っていたのですが、このアルバムは(タイミング、懐具合、優先順位等の関係で)なかなか手に入れることがなかったのです。この年末に、1枚100円のコーナーで見つけて、喜んで救出した超掘出物の1枚となります。(^^)

家に帰ってCDをトレーに載せ、再生ボタンを押した時に、僕の胸の中に「後悔」という言葉が浮かびました。...なんで、もっと早く買っておかなかったのだろう?

M1のイントロからしてビートルズへのオマージュがいっぱいです。そう、この曲は、サウンド、リフ、アレンジ、メロディー、コーラス、歌詞と、すべてにわたって彼らのビートルズへの結晶でできていたのです。ドリーミーなピカデリーサーカス(杉さん曲)と言いましょうか。完全に僕が手放しで喜ぶタイプの曲でした。(^^)

M2は、ちょっぴり軽めの(ポップな)ロックン・ロールですね。この曲も杉さんやらナイアガラ・トライアングル(2)やらの香りがしてきます。最高のポップ・チューンだと思います。M3は、ケーナとヴァイオリンの音のせいか、南米(インカ)っぽい香りのするアコースティック・チューンです。幻想的な歌詞にフィットしたサウンドとメロディーですね。これもいい曲です。

M4は80年代っぽいバラード・ナンバーですね。でも、隠し味の60年代フレーバーが、曲を決して陳腐な使い捨てサウンドにはしません。ミドル8の哀愁メロディー(ここは60年代のジャパニーズ・ポップスっぽくもありますね)とスライドギターが胸に染みてきます。(^^)M5は、エレクトリック・ヴァイオリンが活躍する曲です。ゆったりとしたメロディーの、80年代MTV風の曲ですね。

M6のイントロは、ジェームス・ボンドへのオマージュですか?ロシアより愛を込めてみたいでカッコイイですね。効果的なシタールの音とマイナー調のメロディーが僕のツボをくすぐってきます。最高!M7は、オールディーズ風の曲を前奏にして始まるアコースティックな曲です。マイナーコードでベース音が下がっていくパターンのアルペジオがムードを高めます。サビのメロディーは、どうしてもウォルラスを思い起こしてしまいますけどね。ミドル8でメロディーがメジャーになって弾けるところもカッコイイし、良くできた曲です。これも最高!

M8もまた、60年代風の曲が前奏となっています。これもエレクトリック・ヴァイオリンの活躍する曲ですね。ゆったりとしたメロディーラインと美しいハーモニーが印象的です。ひねりは少なめですが、ポップな曲です。M9は、M2のような軽快なポップ・チューンです。ツイスト&シャウトのコーラスにbe my bebyのリフと、60年代へのオマージュいっぱいの曲です。(^^)コーラスで元オフコースの清水さんが参加しているそうです。

M10は、ここまでとはイメージが変わって、完全なエレポップ(死語だけどさ)ですね。ヒューマンリーグみたいなアレンジに、チープなキーボードと、その手の曲が好きな人はハマるでしょうね。メロディーは結構いいですよ。

最初に書いたように、手に入れておかなかったことを思いっきり後悔した1枚です。最初から最後まで計算し尽くされたようなアルバムですね。見事な作品だと思います。

ということで、前回に続いて、派手なジャケ(横尾忠則さんだそうです)が目についたら、迷わずにゲットしておいてほしい1枚ですね。(^^)

では、また次回に。

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