第198回  BARGAINS / バーゲンズ

 1.コメディ アンド トラジティ / 2.恋のバーゲンセール / 3.家なき天使 / 4.Place / 5.楡の木蔭 / 6.ジュリーへの伝言 / 7.若者 / 8.ライ ライ ライ / 9.ハッピィ / 10.セルフサービス / 11.ハングリー / 12.Long Ago

 今年もずいぶんとCDを買いました。特に今月は100枚以上のCDを買ってしましましたが、8割弱は1枚100円セールからの掘り出し物シリーズでした。

ということで(強引(^^;)、今回はバーゲンズです。彼らのことは「ゆうてんじ」か何かで知って2枚目は持っていたのですが、このファーストをゲット(100円じゃないけど、バーゲンセールでした。)して、帰って聴いた時にびっくりした記憶があります。この人たちって、こんなにファンタスティックだったっけ??と思ったのです。忘れる前に書いておきましょうか。バーゲンズはヴォーカルの田島由紀子さんとギター(ほか)の三宅修一さんのユニットです。

M1のオープニングからして、クイーンか永井ルイかピカデリーサーカスかというサウンドです。(^^)ギターワークやコーラスワークもほとんどピカサの世界だし、最高にファンタスティックな曲なんですよ。クレジットによるとアレンジと演奏は三宅さんだそうですから、彼の趣味の良さと才能が窺えますね。ポップ・フリークならハマること間違いなしだと思います。
M2は、ポップなロック・ナンバーですね。最初は普通な感じで始まるのですが、サビの弾け方が痛快です。このあたりはROLLYとかに通じるものを感じますね。最初の2曲で、彼らの魅力にハマりそうです。(^^)

M3のイントロはほとんどミスタームーンライトですが、楽曲は半音を上手く使った60年代ポップス風のミッド・テンポのバラードです。ドラムのサウンドも、コーラス・アレンジも、間奏のピアノも、しっかりと「狙って」いますね。M4は、ウエストコースト風でもあり、ジョージのソロみたいな感じもするバラードです。メロディーもいいのだけど、歌詞で泣かせてくれますね。本当にいい曲です。


M5は、幻想的なギターのスリー・フィンガーが効いている曲ですね。メイン・ヴォーカルが語りに入るところではバックのコーラスでポップ風味を出したりして、考え抜かれた構成です。間奏で遠くで鳴っているスライドギターがいい感じです。M6は小粋でジャジーな曲ですね。バッキングのキーボードの音がすごく好みです。

M7は、フレンチ・ポップ色やギター・ポップ色の強い曲ですね。ビートも軽やかで、メロディーもソフト・ロック風です。間奏のファズ・ギターが面白いですね。M8のサウンドは、フォークですか。歌詞とメロディーは結構普通だけに面白いサウンドですね。

M9は後期ビートルズですね。スライド・ギターとポール風ベースラインが効果的に使われています。M10は、ストリングス入りのグラム・ロックですね。間奏のハードなギターの向こうで鳴っているリリカルなピアノ....すきだなあ。(^^)

M11は、ゲットバックのようなリズムに乗った、へんてこな(失礼!)メロディーのロック・チューンです。パンクの精神というところでしょうか。ベースラインが凄いですね。で、ラストのM12です。イントロがちょっぴりポールのmaybe I'm amazedっぽいなと思いましたが、曲に入ってもラスト・ナンバーらしく美しいバラードですね。コードの使い方は上手いのですが、結構シンプルでストレートな楽曲なので、意外と言えば意外です。直球勝負でも実力のあるところを示して、アルバムは終わってゆきます。

こうして聴き終えると、最初から最後まで練りに練ったポップなアルバムだと思いますね。文句なしの傑作だと思います。でも、このアルバムって、どれくらい売れたのでしょうか?セカンド・アルバムの中の「ジンセイ」が、大阪のCMナンバーになって、地道に大阪でプロモーションをしてから売れ始めたと聞いたことがありますので、このファーストは、あまり売れなかったんじゃないのかな?もったいない話です。

ということで、この派手なジャケが目についたら、迷わずにゲットしておいてほしい1枚でした。

では、また次回に。

< BARGAINS / バーゲンズ / JPN / UNIVERSAL / MVCH-29037 >


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