第195回  POP JOB / MARK BACINO

1. Wonder / 2. Baby Won't Come Down / 3. Kay / 4. Keep Me Awake / 5. Inside / 6. Diggin' That Girl / 7. Past Tense / 8. One Week Away / 9. Gone / 10. Sugary / 11. Maybe Someday / 12. "The Hidden Track"

 今回は、前回のコンピレーションにも含まれていたMARK BACINOのアルバムです。前回、そのうち紹介してみたい...なんて書いたものだから、早速リクエストが来ちゃいました。(^^;


 僕のCD棚には、彼のアルバムが2枚あります。98年リリースのこのアルバムと、2003年リリースの「the million doller milkshake」の2枚です。どちらも素敵なポップ・アルバムなので、どちらにしようか迷いましたが、ポップ・フリークには有名なこちらのアルバムを選ぶことにしました。

では、聴いてきましょう。M1は、ビートルズ・フレイバーいっぱいのポップ・チューンです。弾むリズム、せつないメロディーとコーラス、そしてハンド・クラッピング...理想的なポップ・チューンです。M2は、冒頭のチュチュチュ..で決まりですね。またまたせつなさいっぱいのメロディーも、コーラスも、文句のつけようがありません。バッキングのチェンバロの音が効いています。

M3もまたまたメジャーだけどせつな系という音ですね。バッキングのアルペジオとかリズムとか、ビートルズへの愛情を感じますね。間奏の12弦(かオクターバー)のソロも印象的ですし、「パッパー」コーラスはアメリカのソフトロックへのオマージュでしょうね。(^^) M4は、前回書いたコンピレーションに収められている曲です。アルバム中ではどことなく地味なポジションにありますが、リフやリズムにはマージー・ビートの香りがたっぷりです。やっぱりいい曲ですね。

M5は元気のいいサビのコーラスから始まります。ヴァースに入ると、甘酸っぱいメロディーに考え抜かれたコーラスと、これもかなりクオリティの高い曲ですね。M6は、少し落ち着いたムードの曲ですね。サビの素敵なコーラス・ワークは、僕にはワンダーズ(アダム・シュレジンジャー)の「すべてをあなたに」みたいに聞こえますけどね。(^^)はっきり言って、超好みの曲です。

M7は、バラード・ナンバーです。ビーチ・ボーイズをイメージしているのかもしれませんが、このサウンドはアメリカそっくりですね。心にしみいる曲です。前の曲までアップ・テンポの曲が続いていたので、ここで気分を変えてという意味かな?できるなら、1〜2曲前あたりのほうが良かったかも?M8は、60年代へのオマージュが比較的薄い曲ですね。そのぶん、メロディーの良さが前面に出ています。低音を活かしたギター・ソロも素敵です。これも超好みの曲ですね。ラストは6thで決めています。

M9は、ジャジーな印象も受ける曲ですね。モンキーズとかゾンビーズとかマンフレッドマンあたりを意識してるのかもしれません。隠し味のスティール・ギターがいい感じです。M10ものっけからのコーラスが印象的です。コード進行やメロディー・ラインの半音の使い方、コーラス・ワークにラズベリーズを感じるのは、きっと僕だけではないでしょう。ラストのギター・リフやドラムなど、モロですよね。これも超好みの曲です。

M11は、3連のロッカ・バラードですね。この曲のメロディーラインやコードの選び方は、僕にはカシム・サルトンに聞こえます。一応、この曲で最後なのかな?

ラストのM12は、子ども(誰の子かな?)が「雨に唄えば」を唄っています。前後にはしゃべり声も入っていて、どこかの家で録音されたものでしょうか?

あっという間に終わってしまいました。(^^; 最長の曲が2分51秒、全11曲(+1)で28分もありません。収録時間がこのアルバム最大の弱点かも知れませんね。(笑)
あとは、M7以降のバラエティに富んだ曲想に対して、最初の6曲の曲想がわりと似ているというところが気にはなります。まあ、曲自体が短いのでなんとかなっているのですけどね。(^^)

ということで、ポップ・フリークでまだ聴いたことがない人は、ぜひ聴いてくださいね。それと、ラズベリーズのファンの人、M10はマストですよ〜!

では、また次回に。

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