第168回 TEENAGE NEON JUNGLE / CANDY

1.INTRO / 2.WHATEVER HAPPEND TO FUN / 3.STUFF / 4.FIRST TIME / 5.TURN IT UP LOUD(LIVE) / 6.KIDS IN THE CITY(LIVE) / 7.STUFF / 8.THE GIRL I LOVE / 9.WEEKEND BOY / 10.CHAMPAGNE / 11.STUFF / 12.SHE LOVES YOU(LIVE) / 13.STUFF / 14.LONELY HEARTS / 15.ELECRIC NIGHTS / 16.NUMBER ONE / 17.DADDY IS A JET(DEMO) / 18.SOUND OF A BROKEN HEAT / 19.TURN IT UP LOUD '03 / 20.WAR IS OVER<ELECTRIC ANGELS> / 21.CROCODILE TEARS<GIRBY CLARKE) / 22.YOU WILL DANCE AGAIN<KYLE VINCENT> / 23.THE RETURN OF THE X-GIRLFRIEND<THE LOVELESS> / 24.THE LAST RADIO SHOW '03-'85 (LIVE)/ 25.OUTRO

ということで、今回は待ちに待ったキャンディのCDです。前回のラヴレスの回に、「キャンディの唯一のアルバムの曲と未発表テイク〜」と書いたのですが、クレジットを見ると、キャンディの曲はライヴとアウト・テイクと未発表曲ということで、全曲とも未発表テイクだったのです。これは嬉しい驚きでした。

クレジットによると、M2,4,8,9,14,16の6曲がキム・フォーリーのプロデュースということですので、これらがファースト・アルバムのアウト・テイクということになるのでしょう。しかも、M8とM16は未発表曲のようです。(^^)その他にも、ファースト収録曲のライヴ・テイクとリ・レコーディング・ヴァージョンや未発表曲のデモ・テイクもあります。ちなみに、INTRO と OUTRO そして STUFF というタイトルのトラックは、DJやラジオ形式の「つなぎ」のトラックですので、念のため。

特筆すべきは、85年のライヴからのM12でしょう。ビートルズ・ナンバーなのですが、カイルがリード・ヴォーカル(当然、ポールのパートですが)をとると、なんだかせつなさが200%アップという感じになっています。演奏自体は荒っぽいのですけどね。それと、M24ですね。おそらく(キャンディーのオフィシャル・ページにもあった)キャンディーの再結成コンサートからのテイクと85年のライヴ(間に挟まれています)をつないでいるのでしょうけれど、カイルのヴォーカリストとしての成長がはっきりとわかる1曲になっています。

全体としては、元気いっぱいの弾けるパワー・ポップというサウンドです。キャンディのすべての楽曲を書いているのがジョナサンということもあり、ジョナサン色の強いサウンドですね。(残念ながら、カイルの瑞々しいメロディーはここにはありません。)その中で、ハードなギターを聴かせるギルビーの個性と、瑞々しいヴォーカルを聴かせるカイルの個性とが、きらりとまたたいて見えるのが、キャンディの一番の魅力だと思います。弾けるようなパワー・ポップ・ナンバーのM2の蒼い煌めきは、決して色あせることはないでしょう。

ということで、既発表の各メンバーの曲はともかく、キャンディーの曲は、ポップ・フリークへの素敵なプレゼントだと思います。だた、キャンディのアルバム(未CD化)は、未だに入手困難(あってもプレミア価格)ですから、正式にCDにしてほしいと思うのは、きっと僕だけじゃないでしょう。

では、また次回に。

< TEENAGE NEON JUNGLE / CANDY / US / SONGTREE / STR 7337924306-2 >


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