第149回 TAKE THE GOOD / DUNCAN FAURE

 1.TAKE THE GOOD / 2.I'VE GOT THE RHYTHM / 3.TURN ME BACK ON YOUR RADIO / 4.I WANT YOU TO KNOW / 5.THIS IS THE MOMENT / 6.ROCKET TO MARS / 7.DON'T RUN AWAY WITH YOUR HEART / 8.ALL AT ONCE / 9.YOU KNOW ME SO WELL / 10.LOVE CAN HURT / 11.NOT ENOUGH HOURS / 12.SHINE THE LIGHT / 13.I WANT YOU BACK / 14.FEELS LIKE THIS, FEELS LIKE THAT

さて、今回紹介するのは、今年リリースされたダンカン・フォールの最新アルバムです。ダンカン・フォールの名前を覚えているでしょうか。彼は、南アフリカ出身で、かつてはトレバー・ラビン(「ロンリー・ハート」イエスの中心人物ですね)と一緒にポップ・バンドのラビットで活躍していました。その後、レスリー・マッコーエンの後釜としてBCRにヴォーカリストとして加入。BCR解散後にはウッディとカルーを結成するものの、成功を得られず。というところが日本でのメジャーな彼の足跡というところだと思います。

で、彼は、現在はソロ・アーティストとして母国で活動中というわけです。 96年には、彼のバンド「DUNCAN FAURE'S FIRST WORLD BAND」名義でのアルバムがインディーズ(もしかしたら自主制作かも)からリリースされていますし、その後もソロで順調に作品をリリースしているそうです。

話をこのアルバムに戻しましょうね。ネット・ショップでダンカン・フォールの名前を見たとき、僕は迷わずこのアルバムを注文しました。しばらくして届いたアルバムは、メジャーのキャピトルからのリリースでした。

アルバムのオープニングは、ミッド・テンポのナンバーM1です。伸びやかなメロディーとコーラスがスピーカーから流れてきた時、このアルバムへの期待は一気に高まりました。洗練されたポップなサウンドは、それだけ素晴らしかったのです。

続くM2は、楽しいポップ・チューンですね。サビのコーラスもいい感じですし、頭の中では本当は入っていないハンド・クラッピングの音が聞こえてくるくらいです。(^^;

M3は、まるでクリス・レア風に曲が始まりますが、サビでは見事に弾けるポップ・チューンへと曲想が変わっていきます。「ラジオ」がテーマというのも、BCR時代の「恋するラジオ」を思い出して、おもわずにんまりですね。凝ったアレンジを含め、文句なしの1曲です。

M4は、メロディーもストリングス・ワークも美しいバラード・ナンバーです。(4枚目の)パイロットを彷彿させてくれる佳曲ですね、。これもおススメの1曲です。

クイーンみたいなギターが印象的なM5は、「打ち込み」を活用した曲ですね。これもいい曲ですね。コーラスが心地よいです。M6もギターが印象的に使われています。ダンカンのギターの音づくりが、どことなく旧友トレバー・ラヴィン風に聞こえるのは、気のせいでしょうか?リズミックかつポップな曲です。

M7は、再びバラード・ナンバーです。シンプルな曲のバックに延々と流れるリリカルなストリングスとピアノが印象的ですね。少しアメリカン・ポップの風味も含んだM8は、サビのメロディーがオーソドックスながらも印象的です。

M9は、ポップながらも、アレンジ的にはずいぶん凝った構成になっています。一転して、M10は軽快なリズムの曲ですね。メロディー的には少し落ちるのですが、いいアクセントになっていると思います。

M11は、さわやかなリズムに、ちょっぴり哀愁味を含んだメロディーで始まる、ミッド・テンポのバラードですね。M12もミッド・テンポなのですが、ここでは印象的なポップなメロディーが効いています。ヴァースの部分やコーラスは、(高音の感じが似ているためでしょうか)どことなくホリーズっぽい感じですね。(ミドル8のコーラスは、フリートウッド・マックかな?)

M13は、ギターが頑張っている曲ですね。80年代アメリカン・ポップの風味を感じます。この曲でのダンカンのギターは(ボンジョヴィ風のリフもあるけど)、なんとなくエリック・フォークナーに似ていると思うのは気のせいかなぁ?

ラストのM14は、ミッド・テンポのナンバーです。バッドフィンガーっぽいメロディーにオープンコードのDsus4のオカズと、ポップの王道まっしぐらの曲ですね。ラストにふさわしい曲だと思います。

全体的には、イマ風に洗練されている本当にポップないい作品だと思います。ポップ・フリークなら、聴いてみてくださいね〜。

そして、このアルバムに気を良くした僕は、96年リリースのインディーズ盤も取り寄せることにしたのです。ということで、次回に続きます。((^^;)

< TAKE THE GOOD / DUNCAN FAURE / S.A. / CAPITOL / CDEMCJ(WA)6023 >


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