第147回 BLUE ORANGE / HOEHN & DUREN

 1.YOUR BEAUTIFUL SELF / 2.RED / 3.RENEE / 4.BAD FOR YOU / 5.BLACK LITTLE BOX / 6.LOVE OVERTAKES ME / 7.ANYTIME / 8.SIDE EFFECT / 9.HEART BURNING DOWN / 10.GOODBYE TO US / 11.DROWING IN WAVES OF LIGHT

今回紹介するのは、トミー・ホーエンとヴァン・デューレンのデュオ・アルバムです。これがデュオとしては2枚目のアルバムになります。

彼らの最初のアルバムは、ここでも取り上げて絶賛した通り、ポップでキュートなメロディーが詰まった好盤でした。あれから3年。お互いの病気のために一時中断したこともあったものの、堂々のセカンド・アルバムの完成です。

M1のゆったりとしたイントロから歌が出てくると、もうそれだけで安心できる彼らの世界がそこにあります。オープニングは、まるでポール・キャラックのような感じのポップ・チューンです。バックで延々と流れていくハモンド・オルガンが心地よいですね。オルガン・ソロも含めて、要チェックなのです。(^^)

M2は、ミッド・テンポのポップ・ロックです。二人の絶妙のハーモニーと、珠玉のメロディーは、全盛期のニック・ロウ&ポール・キャラックのコンビを彷彿させてくれます。いいなぁ....し・あ・わ・せ。(爆)

昔懐かしいベース・リフとチープなオルガンが印象的なロック・チューンのM3も、ニック・ロウ&ポール・キャラックの香りがしてきます。弾けたポップな曲ですよ。

これまたオルガンのイントロが印象的なM4は、ポール・マッカートニー風の繊細なメロディー・ラインと共に、スクイーズの楽曲を彷彿させます。これもいい曲ですね。この曲だけではないのですが、シンプルな音色で唄心に溢れたフレーズを奏でるリード・ギターがいい感じです。

M5は、ブギー調のロック・ナンバーです。ハイトーン・ヴォーカルがいい感じです。M6はミッド・テンポのポップ・チューンです。その繊細で美しいメロディーは、アルバム中でも屈指だと言えるでしょう。この曲あたりにはポール・マッカートニーの匂いがぷんぷんですね。どうしてポールの新作にこんな曲が入っていないんだろう?と思わせてくれます。

M7は3連のロッカ・バラードです。一瞬、レット・ミー・ロール・イットみたいな展開を期待したのですが、とてもオーソドックスな曲でした。残念。(でも、松尾清憲さんとかが好きそうだなって思うけどね。)

M8はマンドリンやバンジョーの音が印象的ですね。特に、バックにバンジョーのアルペジオが流れながらのポップなメロディーは、ビーグルのファーストを思い起こさせてくれます。これもいい曲ですね。ラストに繰り返されるギターのリフは、ほとんどエリック・カルメンのチェンジ・オブ・ハートですね。

M9は、トミーのハイトーン・シャウトが印象的なロックっぽい曲です。この曲あたりは、チープ・トリックが演ったらすごく似合いそうな曲です。

M10も、マッカートニー風の美しいバラード度です。あまり凝っていないアレンジが曲の良さを引き立てています。間奏のアコーディオンもいいですね。ラストのM11も、マッカートニー風味の曲です。きらびやかな間奏がいい雰囲気ですね。

ということで、全11曲があっという間に終わりました。それにしても、この楽曲群の出来映えはどうでしょう。文句なしのおすすめアルバムだと思います。ポップ・フリークなら、CDショップで見つけたらゲットしてみてね。

では、また次回に。

< BLUE ORANGE / HOEHN & DURAN / JPN / AIR MAIL / AIRCD-049 >


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