第144回 HANNAH CRANNA / HANNAH CRANNA

 1.DON'T FALL IN LOVE / 2.THE HARDEST DAY / 3.CRAZY LITTLE THING / 4.WAITING & WONDERLING / 5.IT'S A LIE / 6.HEROINE IN OHIO / 7.COMING UNTRUE / 8.TOEING THE LINE / 9.PHOTOS / 10.FIVE WASTED YEARS / 11.FALLING DOWN / 12.ALREADY HERE

続きまして、パワー・ポップの中でもルーツ・ロックっぽいサウンドで知られているハンナ・カラナのセカンド・アルバムです。

彼らのファースト・アルバムは、キンクスの「ウォータルー・サンセット」のカバーがあったり、「PAUL McCARTNEY & WINGS」という曲(!)があったりして、おもわずにやりと来るようなアルバムでした。サウンド的には、ポップと言えども煌びやかなイメージは少なく、地味目でワーナー時代のバッドフィンガーみたいだなって感じを受けたのです。

で、このセカンドでは、とうとうジョーイ・モーランドをプロデューサーに担ぎ出し、ついでに(かどうか知らないけど)ギターやコーラスも手伝ってもらってます。(^^)その結果、バンドのもとからの資質がくっきりと出てきて、本当にワーナー時代のバッドフィンガー(1枚目)を彷彿させてくれるサウンドとなりました。

ジョーイがギターを弾いているのはM1,M7,M10で、コーラスをやっているのがM4,M9なのですが、そのほかの曲も見事に同じようなサウンドに落ち着いています。

そんな中で、いかにもジョーイっぽいギター・ソロのM1や、いかにもジョーイらしい((^^;)アルペジオの聴かれるM7は、ちょっぴりアップテンポで繊細で、聴く人の耳を和ませてくれるんじゃないかと思います。

そう言えば、M3あたりを聴いていると、曲想や歌声や唄い方にジャスティン・ヘイワードを感じてしまいました。

ということで、ゆったりとしたポップなメロディーをじっくりと聴きたい人と、(ワーナー初期の)バッドフィンガーのファンの人には、本当に最高のアルバムとなるでしょう。

では、また次回に。

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