第143回 STAR CITY BABY / THE LACKLOVES

1.STARSPANGLEDSATELLITES / 2.EMILY / 3.WHERE LOVE AIN'T AROUND / 4.GOODBYE / 5.DOWN DEEP / 6.MOLASSES FUNK / 7.NEED TO SEE YOU TONIGHT / 8.SOMETHING IN YOUR EYES / 9.DO YOU MISS ME? / 10.LOVIN' ON THE PHONE / 11.BROWN EYES YOU

今回紹介するのは、アメリカのパワ−・ポップ・バンドのラックラヴズです。

ブリティッシュ・ビートに強く影響されたバンドとして、名前は前から知っていたのですが、僕がはじめて彼らの音を聴いたのは、コンピレーションに入っていたM8です。その時の印象は、カッコいいパワー・ポップと言うもので、特に60年代を感じるという事はありませんでした。

でも、今回このアルバムを聴いてみると、M8のタイプの曲は少数派で、本当に60年代を強く感じさせてくれる曲ばかりでした。(^^)

ギターのハーモニックスが印象的なM1は、オープニングとしては「?」をつけたくなるような渋い曲です。メロディーとコーラスは60年代ブリティッシュビートの香りがするのですが、どちらかと言うとアルバムの中で通好みのするようなタイプの曲だと思います。

M2は、イマ風のパワー・ポップ・チューンですね。こちらのほうがオープニング向きのノリのいい曲に思えますけどね。ドラムがモロ60年代のビートを叩いているのが印象的ですね。

M3は、モロにブリティッシュ・ビートですね。ビートルズと言うよりも、ホリーズやサーチャーズのようにちょっぴり上品でポップ色の強い感じがします。(^^)

M4も、M5も、またまた完全なブリティッシュ・ビートです。「ここまで素直にやっていいの?」という気もしますけどね。(^^;でも、ゴキゲンなポップ・チューンですね。

M6はギターにファズをかけたりして、ちょっとサイケな雰囲気を作っています。これも60年代の影響をモロに出していますね。(^^)

M7はバラード風に始まるのですが、これもホリーズみたいな感じでいいですね。いい曲です。最初のヴァースのベースラインがちょっぴり「朝日のない街」っぽいのは確信犯でしょう、きっとね。

そしてM8です。前に聴いたときから思っていたのですが、最高のパワー・ポップ・チューンです。他の曲が60年代ブリティッシュ・ビートを思い切り表に出している分だけ、この曲の持つパワーが活きているし、アルバムのアクセントとして効いていますね。メロディー的にはもっといい曲もあるのですが、文句なしのイチオシです、ハイ。(^^)

M9では、また60年代に返ります。3連のロッカ・バラード(って通じる??)ですね。オーソドックスだけど聴かせてくれる曲です。

M10もまたブリティッシュ・ビート風ですね。サビのドラムの叩き方といい、ミドル8のメロディーとコーラスと言い、文句なしですけどね。(^^)

ラストのM11は、ゲッティング・ベター風に始まります。手拍子も入り、「いかにも」のブリティッシュ・ポップになっています。サビでギターのバッキングが3連でコードをかき鳴らしているところも60年代風ですね。(ちょっとBCRっぽかったりもしますけどね。)60年代ブリティッシュ・ポップのファンには、M8よりもオススメかな?

ということで、60年代の甘酸っぱい香りがいっぱいに詰まったアルバムだと思います。途中にも書いたように「こんなに素直でいいの?」って気もしますが、ここまで徹底してやってくれると「それもありだよね」って気になってくるから不思議ですね。

では、また。

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