第141回 SHADES IN BED / THE RECORDS

1.GIRL / 2.TEENARAMA / 3.GIRL THAT DON'T EXIST / 4.STARRY EYES / 5.UP ALL NIGHT / 6.ALL MESSED UP AND READY TO GO / 7.INSOMNIA / 8.AFFECTION REJECTED / 9.THE PHONE / 10.ANOTHER STAR // 11.ABRACDABRA / 12.SEE MY FRIENDS / 13.1984 / 14.HAVE YOU SEEN YOUR MOTHER BABY / 15.STARRY EYES <45VERSION> / 16.PAINT HER FACE / 17.ROCK'N ROLL LOVE LETTER / 18.WIVES AND MOTHERS OF TOMORROW / 19.HELD UP HIGH / 20.TEENARAMA<REMIX>

さて、とうとう出ました!!(って、パイロットの時にも使ったよね、これ。(^^;)

今回紹介するのは、レコーズのファースト・アルバムです。レコーズについては3回目にも書いたのですが、僕にとって思い入れの深いバンドの一つです。これまでは、全盛期のベスト盤・レア音源集・メンバーによる新作アルバムと、何枚かのCDはあったものの、これが初のオリジナル・アルバムのCD化ということになります。(^^)

レコーズのメンバーは、カーサル・フライヤーズにいたジョン・ウィックス、ウィル・バーチに、フィル・ブラウン、ヒュー・ゴウアーの4人です。レコーディングにはキーボードに(後にキンクス加入する)イアン・ギボンズや、ジェーン・エアが参加しています。

今回のCD化に当たって、10曲のボーナス・トラックがつけられました。M1−M10までが英国盤のオリジナル・アルバムで、M11−M20がボーナス・トラックになります。ちなみに、米国盤での曲順は、6−2−3−15−5−1−7−8−9−10となりますけどね。

M1は、ハーモニー・ツインもカッティングもカッコ良すぎる曲です。ポップな楽曲と硬派なバッキングの妙をお楽しみください。本人たちが認めているように、どことなくチープ・トリックみたいな感じの曲ですね。

ポップなロックン・ロールのM2は、メジャー・デビュー前にインディーズでリリースしたシングル曲にも選ばれた、実質上のレコーズのデビュー曲です。僕はこのインディーズ盤シングルは聴いたことが無いのですが、どんな感じなのでしょう??ちなみに、メジャーからもシングルでリリースされた曲です。M3は僕のお気に入りの曲です。哀愁味のあるメロディーとコーラスが素敵です。

M4も、シングルにもなった曲です。ちょっとストレートな感じもしますが、典型的なパワー・ポップ・チューンですね。アメリカ盤のLPには、シングルと同じテイクが収められました。(イギリスでは「ロックン・ロール・ラヴレター」がシングルでリリースされましたが、これはアルバムには未収録となりました。)ちなみに、日本でのデビュー・シングルはA面がこの曲でB面が「ロックン・ロール〜」という豪華なカップリングでした。この曲は、レコーズの一番の代表曲となっています。M5は、ちょっと幻想的な感じのメロディーの曲です。レコーズ風のサイケ・サウンドかな??((^^;)

M6(レコードではB面の1曲目)は、イントロからしてロック色の強い曲です。もともとはレックレス・エリックのために書かれた曲だそうですが、彼がレコーディングしないので、自分たちで演ったんだそうですよ。M7はスピード感のあるロック・チューンです。かなり初期の曲になるそうです。ちょっと地味だけどカッコいい曲です。

M8はメロディーの美しい曲です。前々からバッドフィンガー風だなあと思っていたんですが、彼ら自身もそれを認めています。ピート・ハムの曲が好きな人にはたまらない曲だと思います。

M9は、「ロックン・ロール・ラヴレター」の代わりにアルバムに収められることになった曲です。ギターのヒューの曲で、アルバムの他の曲とはちょっと違った曲想を持っています。ヴォーカルもヒューがとっていて、お世辞にも上手いとは言えないですけどね。ここでの女性ヴォーカルは、ジェーン・エアだそうです。この曲でアルバムの流れに変化をつけるほうが良かったのか、「ロックン・ロール〜」を入れたほうが良かったのか、と考えると、結論が出なくて眠れなくなりそうです。(爆)

オリジナル・アルバムのラストになるM10は、レコーズ風ポップの集大成みたいな曲です。ポップなメロディーとギター・バッキングにハードなギター・フレーズが絡むという、レコーズの特徴的な音作りですね。そんな中で、間奏付近で現れるジャズ的なアプローチが新鮮です。

ということで、ここまでがオリジナル・アルバムになります。次の曲からはボーナス・トラックですね。

M11−M14は、イギリスの初回盤につけられたボーナス12インチ(アメリカ盤では7インチ盤でしたが)EPです。4曲ともにカバー曲ですけどね。M11はブルー・アッシュの曲で、M12はキンクスの隠れた名曲、M13はスピリッツの曲で、M14はローリング・ストーンズのヒット曲、という具合です。どれもレコーズ風味の仕上がりになっていますよ。

M15は、M4のシングル・テイクです。前述したように、アメリカ盤のアルバムにはこのテイクが収められました。M16は、そのシングルのB面の曲です。

ティム・ムーアのM17は、ベイ・シティ・ローラーズがヒットさせたことで有名ですね。イントロのギターのフレーズとかバッキングとか、BCRヴァージョンよりもロック色の強いアレンジになっています。確かに、BCRのヴァージョンにあった煌びやかさはありませんが、楽曲の良さを素直に引き出した演奏だと思います。(^^)イギリスでは、アルバムの前にこの曲がシングルとして発売されました。

M18は、M17のシングルのB面です。そう言えば、M17の12インチ盤のB面には、この曲とともに「スターリー・アイズ」のライヴ・テイクも入っていたんですが、それも収めてほしかったなぁ。

M19は、M2のシングルのB面です。M20は、79年にクレイグ・レオンの手でリミックスされていたディスコ・ミックスだそうです。ディスコと言うだけ合って、リズムとビートが強調されたミックスになっていますね。(まあ、このタイプの曲が当時のディスコで流行ったとは思えませんけどね。(笑))

ジャケットですが、イギリス盤ともアメリカ盤とも違うデザインになっています。(当然、インナーにはオリジナル・ジャケットの写真がありますけどね。)で、写真の通り、透明トレーの下には日本語での表記があります。日本のファンのことも意識しているってことでしょう。(^^)

ということで、レコーズのファンでしたら、ぜひゲットしてくださいね。(解説付きの日本盤も出てるはずですので。)まあ、一般のポップ・ファンだったらベスト盤でも彼らの音を楽しむことはできますので、そちらをどうぞ。ただし、最近出たベスト盤は曲数も少ないし、「ロックン・ロール・ラヴレター」も入っていないので、3回目に書いたやつを探し出してくださいね〜。(^^)

では、今回はこのあたりで。

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