第136回 SHAKING HANDS WITH THE GOVERNOR / QWASI QWA

1.DOGS BARKING IN MY EAR / 2.I KNOW / 3.SOUL CAN'T LIE / 4.CURSED WITH A GOOD HEART / 5.DON'T WANNA TALK TO YOU / 6.THINKING YOUR LIFE AWAY / 7.SELFISH IN DISGUISE / 8.LITTLE PAWN / 9.SWEET QUEEN

さて、今回紹介するのは、クリーヴランドのバンドで、QWASI QWAといいます。(本当は、スペルで言うとどっちの「A」もウムラウトになっているんだけどね。(^^;)ところでみんなは、クリーヴランドと言うと何を思い浮かべますか?きっとこのHPに来るみなさんの半分くらいは、こう思うでしょうね。「クリーヴランド??ラズベリーズかな?」

QWASI QWAのメンバーですが、こうなっています。ギターとヴォーカルがJESSE BRYSON、ベースとヴォーカルがCHUCK ANDREWS、キーボードがPETER BREEDEN、ドラムとヴォーカルがGERRY McCABE、追加のギターがERIC PETTIT.....何か気付きませんか?そう、ギターのジェッセ(と読むのかな?)は、ラズベリーズのウォーリーの息子なんです。右の写真を見てくれたらわかりますよね、顔も親父そっくりです。(^^)

このアルバムですが、ライヴ録音された音源に、後からオーヴァーダビングを施して完成させたもののようですが、プロデューサーはウォーリー・ブライソンその人です。ま、親バカってやつかもしれませんけどね。(^^;

さて、アルバムのオープニングのM1は、ゴキゲンなポップ・チューンですね。タトゥーやラズベリーズを彷彿させる部分もある楽曲ですが、それもそのはず、これはウォーリー親子の共作となっています。ポップなメロディーと哀愁のメロディーのコンビネーションもいいし、ワウワウを効かせたギターもゴキゲンだし、いい曲ですね。

M2はジェッセとチャックの共作ですが、さすがに若いバンドだけに、最近のギター・ポップ・バンドの匂いもします。延々と流れるバッキングのキーボードが60年代風なのも印象に残りますね。M3は、ジェッセの単独の作品です。オーソドックスなオールディーズ風味の曲なんですが、途中でテンポが変わったあたりからはやはり親父の遺伝子を感じますね。

M4はまたジェッセの曲です。マイナー調の哀愁メロディーを歌い上げる最初の部分は、バッキングのキーボード(天国への階段風かもね)とのからみもあり、プログレ風にも聞こえます。途中からちょっとアップテンポになり、さらにアップテンポになって行きますが、このあたりはシンプルなギター・バンドの音ですね。そして、また最初に戻ります。曲想的には日本人受けするかもしれませんね。ラストのギター・ソロはジェッセでしょうか?ちょっとたどたどしく、テクニック不足を感じたりもしますけどね。(^^;5分を越える大作でした。M5は、ちょっぴりカントリー風味の楽曲です。コード進行はオーソドックですね。

M6は、またまたゴキゲンなポップ・チューンですね。イントロのギターのフレーズもイカシてます。楽曲的には、ラズベリーズの中のウォーリーの曲みたいな感じです。ここでの特筆モノは、やっぱりギターのソロ・フレーズでしょう。ウォーリーを彷彿させる一瞬のフレーズは、やはりジェッセによるものだと思いますね。(^^)

M7もポップな曲ですね。抱きしめたいの影響が見え見えのギター・リフは、やっぱりビートルズへのオマージュでしょうね。M8は、ベースのチャックの単独作です。イントロのユニゾンのリフの雰囲気も、歌のメロディーもコーラスも、アメリカン・ルーツ・ロックですね。チャックの好みなんでしょうが、ザ・バンドやレナード・スキナードとかの雰囲気でしょうか。(むろん、テクニック的にも構成的にも及びはしないけれども...。)

ラストのM9は、ゆったりとしたバラード調の曲です。ジェッセとチャックの共作ですが、これもアメリカン・ルーツ・ロックですね。ギター・ソロもそれ風です。6分を越える曲なのですが、ラストのギター・ソロは本当に気持ちよさそうですね。(^^)

全体的には、若さや未熟さが顔を見せているのですが、それでも、時折見せてくれるポップな味わいは、やはり血筋なのでしょうか。ラズベリーズのファン(しかもエリックだけでなくウォーリーも好きな人)以外の人には、オススメというわけにはいきませんが、ユニークな1枚です。

余談ですが、ウォーリーがラズベリーズの再結成の直前に組んでいたバンド SITTIN' DUCKS のCDもほぼ同時に手に入れたのですが、ベテラン揃いのバンドらしく手堅い演奏はともかく、ポップさが少ない内容にはちょっとガックリしました。それだけに、未熟ながらもポップな雰囲気を感じさせてくれた息子のバンドは嬉しかったですね。

では、今日はこれくらいで。

< SHAKING HANDS WITH THE GOVERNOR / QWASI QWA / US / ?? /no number >


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