第132回 MANTRA / THE ROSWELLS

1.MONSTERS FROM THE ID / 2.BEDAZZLED / 3.ALL I REALLY NEED / 5.WAY OUT / 6.FISH BOWL / 8.GOOD TO BE ALIVE / 9.YOU SAVED MY LIFE / 11.SUNSHINE / 12.GIRL NAMED JIM / 14.PARK AND FLY / 15.SHE REMINDS ME OF YOU / 16.ANONYMOUS / 18.FEEL LIKE I FEEL / 19.I WASWRONG / 20.JUST FOR YOU

今回紹介するのは、前に紹介したROSWELLSのセカンドです。曲目を見て「あれっ?」と思った人もいるでしょうが、クレジットの曲順自体が飛んでいるのです。クレジットのないトラックには、SEっぽいインストのインターリュードが収められています。(ちなみに、全21トラックです。)

ロケットの打ち上げ音から始まるM1は、ゆったりとしたビートのポップ・チューンです。ジョン風のメロディーが続き、サビでは一気に盛り上がります。続くM2もミッド・テンポの曲です。ふわふわしたギターのアルペジオをバックに、バッドフィンガー風の美しいコーラスで美しいメロディーが綴られていきます。ホント、いい曲ですね。(^^)

M3はちょっとハードな曲ですね。典型的なパワー・ポップというべき曲でしょう。で、メロディーがなかなかいいんですよ。チープ・トリックが一番感じが近いかな?

M5は、美しいコーラスから始まり、一気にパワー・ポップ・チューンに展開していきます。M6は、ちょっと鼻にかかった歌い方が印象的です。バンジョーも使って面白い感じになってます。踊り出したくなるような明るい曲ですね。

M8では、印象的なギター・リフとメロディー・ラインが絡み合ってゴキゲンなパワー・ポップとなっています。M9は、どちらかというとインスト・パートに比重を置いた作りですね。キーボードもかなりフィーチャーされていて、ジャズっぽい音を出しています。ベースのメロディーはイマイチなのですが、サビではゴキゲンなジョン風のメロディーを聴かせてくれます。感想の演奏にはすごく気合いが入っていますよ。一番ロックっぽい力作ですね。(^^)  

M11では、半音進行のベースとギター・アルペジオが印象的な曲です。これもずいぶんとロックっぽい曲ですね。マイナー調のメロディーで、他の曲と曲想が違う分だけ目立っています。カッコいいよ、ホント。一転してM12は、バッドフィンガー風のバラード ナンバーです。ギターのアルペジオの「ふわふわ」感や、間奏のレズリー・サウンドもいいですね。ベース・ラインもビートルズ風です。これも名曲ですね。(^^)  

M14は90年代のギター・バンドの雰囲気を持った曲です。メロディー的には、ちょっと落ちるかもしれませんが、60年代的展開を見せるサビの部分は印象的です。M15は、シングルに切ったらいいようなシンプルなギター・ポップ・チューンです。アコギのカッティングと軽快なリズムに乗ったメロディーが心地よいですね。M16は、またまたバッドフィンガー風のミッド・テンポのバラードですね。コーラスとメロディーがホントにポップで美しいのです。これも名曲ですね。  

M18も、軽快なポップ・チューンです。ウエストコーストのバンド風のハーモニーと、12弦ギターのフレーズがいい感じですね。これもシングル向きの曲かもしれません。M19では、イントロのシタールとタブラの音にはっとさせられます。なんか、トゥモロー・ナバー・ノウズみたいな感じの始まり方ですね。ベース・ラインもリボルバー・ポールしているのですが、メロディーはわりとオーソドックスです。やっぱり彼らもビートルズが好きなんだなあというのがよくわかる曲です。M20では、美しいアコギの響きに乗って歌われる、繊細なメロディーの曲です。この曲は、バッドフィンガーというよりもアイビーズ、むしろピート・ハムのソロに通じるような感じがしますね。シンプルだけど心にしみいるいい曲です。  

全体的に見ると、ファーストに比べてバラードに印象的な曲が多いと感じます。ファーストにあったラズベリーズ的な香りはないのですが、バッドフィンガーの香りがする曲が多いなって印象です。アレンジ面でもずいぶん進歩したなという感じですね。(^^)  

ということで、パワー・ポップ・フリークだけでなく、ブリティッシュ・ポップが好きな人にも、ぜひ聴いてもらいたいアルバムです。

<MANTRA / THE ROSWELLS / CANADA / TDR / TDR-51842 >


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。