第131回 LETTERS FROM THE DESK OF COUNT S.VAN DELECKI / THE VAN DELECKI'S

1.MOONLIGHT / 2.WHAT'S WRONG WITH YOYO? / 3.FLYIN' KITES IN THE LIGHTNING / 4.MONA LISA / 5.RED / 6.CATFISH MOON / 7.NOBODY WINS / 8.NBG / 9.A PHOTOGRAPH / 10.YOUR PEN / 11.TIME TO GO

今回紹介するのは、ヴァン・デレッキーズです。彼らはジャミー・フーバーとブライアン・シュメイトの二人組によるユニットで、何人かのセッションミュージシャンを加えてこのアルバムを作ったようです。リリースは95年ですね。

M1は、オールディーズ風味も加わったミッド・テンポのポップ・チューンです。オープニングからキュートでポップなメロディーが爆発!って感じですね。楽曲的にはチープ・トリックのメロディー+オフ・ブロードウェイのハーモニーって感じかな。M2は、アップテンポで弾けるような曲ですね。オールディーズ風味のギターと、ポップなハーモニーを持ち、まるでニック・ロウみたいな感じの曲ですね。好きだな、これ。(^^)

M3も、オールディーズの雰囲気を持つ曲です。アコースティック・ギターの刻みにキュートなメロディーがうまく乗っかっています。間奏のアコギのソロ(ぱっと・ウォルターズという人が弾いています)も見事ですね。M4は、ミッド・テンポのロック・チューンです。サビの展開とメロディーは、わりとよくある感じですね。ハーモニーの絡め方は、スクイーズ風で面白いだけにちょっと残念ですね。

M5は、日本人好みの哀愁のメロディーとハーモニーを持った曲です。アコギのカッティングがメインで、ドラムもベースも使わないアレンジが曲に合っています。佳曲ですね。M6もアコースティックな曲ですが、M5と同じような嗜好のアレンジですが、時々メジャーのメロディーが混ざってくるぶんだけ、前の曲ほどの哀愁味はありません。でも、これもいい曲ですね。

M7は、ミッド・テンポのポップ・ナンバーです。抜けるようなすかっとしたメロディーが印象的ですし、サビの爽やかなハーモニーもいい感じですね。M8は、インストゥルメンタル・ナンバーです。ちょっと気持ちを切り替えましょうという感じでしょうか?

M9は、ピアノに乗って綴られる、繊細かつ美しいメロディーのバラードです。途中から入るアコギの刻みが曲に雰囲気を与えていますね。メロディーもいいけど、ハーモニーもいい感じです。さり気なく入ってくるアコーディオンの音も効いていますね。かなり力の入った曲です。M10は、ミッド・テンポのポップ・チューンです。ギターの変形アルペジオが面白い感じですが、メロディーにもうひとつ弾けた部分がほしいところですね。悪い曲ではないのですが。

M11は、印象的なギター・リフの曲です。ちょっと面白いメロディーといい、絡みつくハーモニーといい、熱気のこもったギター・ソロといい、アルバムのラストを飾るにふさわしい曲ですね。ある意味、一番ロックっぽい曲と言えるかもしれません。

全体的には、この二人の書く楽曲の魅力に支えられたアルバムだと思います。飛び抜けて凄いメロディーというわけではないのですが、ツボを押さえたアレンジがいいですね。

個人的には、M11のようなロック色の濃い(でも、決して単純にならない)曲がもっと多く収められていればもっともっと良かったのになって思います。

ということで、また次回に。

<LETTERS FROM THE DESK OF COUNT S.VAN DELECKI / THE VAN DELECKI'S / US / PERMANENT PRESS / PPCD-52702 >


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