第130回 HOLES IN THE WALL / THE ELECTRIC SOFT PARADE

1.START AGAIN / 2.EMPTY AT THE END / 3.THERE'S A SILENCE / 4.SOMETHING'S GOT TO GIVE / 5.IT'S WASTING ME AWAY / 6.SILENT TO THE DARK / 7.SLEEP ALONE / 8.THIS GIVEN LOVE / 9.WHY DO YOU TRY SO HARD TO HATE ME / 10.HOLES IN THE WALL / 11.BITING THE SOLES OF MY FEET / 12.RED BALLOON FOR ME / 13.BROADCAST

さて、今日紹介するエレクトリック・ソフト・パレードは、昨年デビューしたイギリスのバンド(ユニット)で、トムとアレックスのホワイト兄弟(どちらもまだ十代!)を中心に結成されています。はじめはソフト・パレードの名義でシングルを2枚出していたのですが、同名バンドがいるということがわかったため、今のバンド名にしたそうですけどね。

僕が彼らのことを知ったのは、デビュー・シングルにあたるM6が、ある雑誌の付録CDに収録されていたからなのですが、この曲の持つ素直なメロディーに惹かれてしまいました。で、このファーストアルバムが日本でも発売されたので、即行で入手したのです。

このアルバムには、ファースト・シングルのM6とM4(両A面扱)、セカンドシングルのM2、サードシングルのM3を含んでいます。でも、曲によって曲想がずいぶん違っているのに驚かされます。

M2はキャッチーでポップなロックン・ロールナンバーで、メロディーもなかなかのものを持っています。M3は、ベースラインがカッコいい、リズミックなナンバーです。M4は、ミッド・テンポのポップ・ナンバーで、最近のイギリスのバンドの音に一番近い曲のような気がします。

でも、やはり最初に聴いたM6の印象が最高に強いのですよ。9分にも及ぶ組曲形式の曲なのですが、サビの素直なメロディーがホントに素晴らしいのです。組曲であるために曲が長く、後半はちょっと冗漫に感じられるのが難点ですが、前半のポテンシャルの高さは特筆ものです。まあ、このイチバンおいしいところだけでまとめなかったというところが、バンドの自信とプライドの現れなんでしょうけれどね。とにかく、是非聴いてみてほしい曲のひとつです。

他にも、美しいバラードのM5とか、せつないメロディーながらもカッコいいビート・ナンバーのM8とか、キュートなメロディーとファンタスティックなアレンジの融合が素晴らしいM11など、聴き所になる曲はあります。

そして、タイトル曲のM10は、マイナー調の美しいメロディーを美しいアレンジのサウンドで歌い上げている佳曲です。やっぱり、アルバム中でもM6、M11と並ぶベスト・トラックと言えるでしょう。(ウエディング・アルバムの頃のデュラン・デュランのバラード曲みたいな感じと書けば、ちょっと誤解を呼ぶかな?(^^;)

日本盤のライナーに書いてある「感動しっぱなし」というのはちと言い過ぎかとも思うけど、ホントに良くできたアルバムですね。まだまだ若い彼らがこれからどうなっていくのか、楽しみではあります。

雑誌の情報によれば、ライヴでの彼らは、CDよりもギターを前面に出したパワフルなサウンドを聴かせてくれるそうですし、そのあたりにも興味がわきますね。

ということで、日本盤も出たことだし、機会があれば一聴してみてくださいね。(時間がなければ、M6,M10,M11だけでも...って、これだけでも20分以上あるか。(^^;)

では、また次回に。

< HOLES IN THE WALL / THE ELECTRIC SOFT PARADE / JPN / BMG / BVCP-21236 >


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