第129回 ROCK 'N' ROLL HEART / IAN GOMM

1.GONE FISHIN' / 2.ROCK 'N' ROLL HEART / 3.LITTLE LOST NOW / 4.THE DEVIL I KNOW / 5.DON'T CRY / 6.YOU'VE BROKEN EVERY HEART / 7.TEN COMMANDMENTS / 8.HOLD ON TO A DREAM TONIGHT / 9.ALL TH OTHER GIRLS / 10.EVERYBODY WANTS TO GET IT / 11.YOU TREAT ME LIKE A KING / 12.STRANGE FEELING

さて、今回はイアン・ゴムの新作の紹介です。思えば、このコーナーの第1回目を飾ったのも、イアン・ゴムでしたね。前作は日本以外では自主制作カセットテープという形のリリースでしたが、今回はCDでリリースされたようですね。でも、CD番号を見る限りは、やっぱり自分のレーベルか自主制作で出しましたって印象を受けますけどね。

雑誌によると、ニック・ロウの新作のようなサウンドと書いてあったのですが、ニック先生とは違ってストレートなポップ・チューンを書く人だけあって、そんなに地味ではない音造りでしたね。(^^)

M1は、カバー曲だそうですが、ミッドテンポのウキウキしてくるような曲です。ニック先生の曲みたいなノリですね。ナッシュビルでレコーディングが行われているためか、カントリーっぽいフレーバーも見せながら、ポップな音世界を作り出しています。M2は、タイトル・チューンです。ニック先生の90年代前半くらいの作品に似た感じのロックン・ロールですね。前の曲よりは「いかにもナッシュビル」って感じがします。

M3は、ミュートしたギターが印象的な曲ですね。ポップなメロディーを伸び伸びと唄うヴォーカルがいい感じです。M4では、オールディーズの風味を匂わせながらも、甘酸っぱくてせつないメロディーを聴かせてくれます。この曲あたりはイアン・ゴムの真骨頂というところでしょうね。名曲です。

M5は、アコースティックなバラード・ナンバーです。バックで延々と流れているスライド・ギターがいい味ですね。M6は、カントリー風味の強いバラードです。ただ、スティール・ギターをフィーチャーしたゆったりした曲が続くので、構成的にはどうなのかな?メロディーはこの曲のほうが勝っていますけどね。

M7は、マンドリンとアコーディオンが効いているナンバーですね。この曲あたりは、ニック・ロウ(というか、ブリンズリー)に近いものを感じます。カントリー風味の楽しい曲ですね。M8は、レゲエのリズムの曲です。でも、これもカントリー風味のある、いかにもパブロックって感じのナンバーです。

M9は、イントロのギター・ソロが渋くせつない曲ですね。これまたニック先生のバラードによく似た曲調です。M10は、指のクラッピングが印象的なナンバーですね。イアン・ゴム風のR&Bというところでしょうか。(^^)

M11もまた、カントリー風味のスライド・ギターが効いている曲です。でも、唄のメロディーが甘くてせつなくてなかなかいいのです。(^^)ラストのM12は、ロックン・ロールナンバーです。ここではボトルネックのスライドギターがすこぶるカッコイイですね。このギターで決まりって感じですよ。アルバム中でもカントリー風味が一番薄いのですが、ラストにふさわしいカッコ良さですね。(^^)

全体的に見ると、ニック先生の新作というよりも、ブリンズリー時代のサウンドを思い出してしまうような曲が多かったように思います。個人的には前作のほうが好みですが、いかにもパブロックという音はさすがですね。ブリンズリーが好きだった人にはオススメの1枚です。

でも、またニック先生と一緒に何かやってくれないかなぁ・・・・。

では、また次回に。

< ROCK 'N' ROLL HEART / IAN GOMM / JPN / MSI / GOMCD1 >


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