第127回 NEXT BIG THING / THE BRAMBLES

1.NEXT BIG THING / 2.GOTTA BE LOVE / 3.SHE'LL NEVER KNOW / 4.A NEED FOR KNOWING / 5.MAYBE THIS TIME / 6.BABY GIRL / 7.WISH / 8.STORY OF YOU & ME / 9.WEIGHT OF THE WORLD / 10.FEELS LIKE FOREVER / 11.LONELY FOR YOUR LOVE / 12.THIS / 13.ONE OF A KIND / 14.HAPPY ENDING / 15.TONITE / 16.NEXT BIG THING(REPRISE)

今回紹介するブランブルズですが、向こうのショップの紹介文の「ラズベリーズ風」という謳い文句につられて買ったものです。バンドのメンバーは、ティムとルーのアンソニー兄弟(とは書いてないけど、顔がそっくりだもんね。(^^;)の二人で、ドラム以外の楽器はすべて二人で担当しています。

コーラかビールの栓を開けてグラスに注ぐSEに被さって始まるM1は、軽やかなギター・リフが心地よい、軽めのポップ・チューンです。ラズベリーズっぽいと言えばそうかもしれませんが、それよりも60年代〜70年代のアメリカン・ポップスの遺伝子を強く感じます。(当然、ビートルズもそこにはあるのでしょうけどね。)M2は、ラズベリーズの軽い曲と感じがよく似ていますね。サビのコーラスのつけ方などは結構モロだったりしますが、楽曲がいいのでそれも気になりません。

マイナー調のフォーク・ロックのM3は、サビのコーラス・ワークとせつないメロディーがいいですね。日本人好みの曲かもしれません。同じフォークロック調でも、M4では60年代のポップスの影響を感じることができます。地味だけど、いいメロディーですね。

M5は、イントロのジョージ・ハリスン風のスライド・ギターが印象的です。曲はエヴァリー・ブラザーズっぽい雰囲気で、オールディーズの匂いもします。M6は「ツイスト・アンド・シャウト」風のリズムアレンジに乗った60年風の曲です。ドラムのパターンやコーラスも、いかにもそれ風です。

M7も、サビのコーラスの印象的なフォーク・ロックです。間奏のスライドギターが、これまたジョージ風ですね。M8は、珍しくロック調の曲です。(でも、全然ハードさはないんですけどね。)ベーシックなサウンドは80年代のアメリカン・ロック風なのですが、コーラスあたりはラズベリーズのような印象も受けますね。

M9は、どことなくウエストコーストの匂いもするハーモニーが耳に残りますね。M10では、オールディーズ風のメロディーにウエストコースト風のアレンジを組み合わせています。全体的にはA.O.R.風の仕上がりかな?

M11では、エレキギターをメインとしたアレンジで聴かせてくれます。歌詞やメロディーや手拍子と、オールディズ・ロックン・ロールをねらった楽曲ですね。サビのリフレインが凄く印象的です。M12は、落ち着いた感じのフォーク・ロックです。サビのメロディーがなかなかいい感じですね。

M13は、楽曲的にはラズベリーズ風のロックン・ロールなのですが、全然ヘヴィーじゃないので、すっと耳元を通り過ぎていきそうな感じの曲ですね。M14では、リリカルなピアノの音をアクセントに使い、ゆったりとしたバラードを聴かせてくれます。渋くて地味な曲ですが、なかなか味があると思いますよ。

M15も、軽いロックン・ロールですね。これまたサビのリフレインが印象的な曲です。そして、アルバムはM1のリプライズで静かに幕を閉じます。ラストに入るあくびの音は、M1の前のSEと呼応しているのでしょうか。なんとなくですが、風呂・・じゃなくてシャワー上がりにビールを飲んで音楽を聴いて、聴き終わったらラジオを切って寝ようかなって感じのシチュエーションかなと思いましたけどね。

全体を通して、きれいなハーモニーと拙い(失礼!)リード・ギターが印象に残ります。確かに、ラズベリーズやビートルズの軽目の曲のような部分もあるのですが、それよりもM1に見られるようなアメリカン・ポップ全般へのオマージュを強く感じます・・と言えばニュアンスが伝わるかな?ロックっぽい曲でも全然重たくなく、軽目のアレンジの中でメロディーの良さを活かすという音造りには好感が持てます。

ということで、また次回に。

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