第126回 WITHIN / BEAGLE

1.NOTHING COUNTS FOR MORE / 2.WHEN I SPEAK YOUR NAME / 3.NINE OUT OF TEN / 4.DON'T LOOK BACK / 5.THINKING ABOUT NOT THINKING ABOUT HER / 6.MORE LIKE ANIMALS / 7.A PLACE YOU'VE JUST BEEN / 8.IT AIN'T YOU / 9.ONE LAYER DOWN / 10.NOTHING COUNTS FOR MORE (ONCE MORE) / 11.HILLS AND VALLEYS

前回に書いた(たぶん)ファースト・アルバムのあまりにもの素晴らしさに、93年リリースの次のアルバムも、探し出して入手する羽目になりました。お金を払って1週間強、届いたエアメールの封を切ると、出てきたのはずいぶん地味なジャケットでした。いくばくかのとまどいを覚えながらも、早速針を落としてみます。 

M1は、アコギのカッティングにのって唄われる曲です。地味なメロディーがエモーショナルに唄われるという、前のアルバムとあまりにも違う曲想にとまどいながらも、その力強い歌声にいつしか引き込まれていく自分に気がつきました。M2は、開放弦を活かしたギターのリフの後に、落ち着いたテンポのリズムセクションが流れてきます。それをバックに、ここでもおちついた雰囲気の唄が唄われていきます。間奏のキーボードもオーソドックスにツボを押さえていきますし、緻密な曲構成ですね。

M3では、キーボードの音色とアコギのボトルネックが印象的なイントロですね。はじまりは静かなのですが、唄にはいるとアップ・テンポに変わります。ここでも、バックで細かいフレーズを入れているキーボードが効いていますね。間奏のハーモニカも印象的です。M4になって、ようやく前作のイメージの片鱗を感じられる曲が出てきました。でも、かなりオーソドックスなロック寄りの音造りがなされていますね。ここでも一瞬のハーモニカが印象に残ります。

M5は、アコギのアルペジオで綴られるバラード調の曲です。で、サビになるとキャッチーなメロディーが唄われていきます。スライド・ギターもさり気なく入っていたりして、どことなくウエスト・コースト風のサウンドにきこえますね。いい曲です。M6では、軽快なリズムのギター・カッティングが効いていますね。マイナーとメジャーを行き来するポップなメロディーと爽やかなハーモニーは、まるで僕の大好きなアメリカの曲のようです。

そしてM7です。曲が始まって、伸びやかに唄われるメロディーの素晴らしさはどうでしょう!ホント、心地よくてせつなくて美しいメロディーですね。サビでも、ギターのアルペジオをバックに、キャッチーでポップなコーラスワークが爆発します。間奏は、もう少し盛り上げても良かったかな?という気もしますが、文句なしのイチオシ曲ですね。(^^)

M8は、少し押さえた感じの曲ですが、キーボードとスライド・ギターのリフが印象的ですね。M9は、アコースティックなバラード・ナンバーです。オルゴール風でファンタスティックなキーボードも面白い雰囲気を醸し出しています。サビでは、瑞々しいメロディーが伸びやかに唄われています。

M1のリプライズのM10をはさんで、ラストのM11が始まります。ホリーズ風のギターのリフから、唄にはいると完全な80年代サウンドになります。じっくりと盛り上げて、サビのコーラスに展開するあたりのメロディーも、80年代MTV世代の音楽だねって感じですね。 

ということで、前のアルバムのような煌びやかな抜けるようなポップさはありませんが、これも凄く良くできたアルバムだと思います。楽曲的な部分では、メロディーの情感が増したことと、ロックよりの音造りに移行していることにより、ポップに弾けていた前のアルバムとは別のバンドの音みたいです。ちょっと短絡的な表現で申し訳ありませんが、ポップ派には前作、メロディー派には今作のほうをオススメします。(^^)

では、また次回に。

< WITHIN / BEAGLE / GER / POLAR / 519 424-2 >


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