第116回 THE DREAMER / JIMMY MacCARTHY

1.ADAM AT THE WINDOW / 2.SHADOWY / 3.LORRAINE / 4.THE HIGHEST POINT / 5.THE PERFECT PRESENT / 6.NO FRONTIERES / 7.THE CARRIER OF SCANDAL / 8.HARLEM / 9.WONDER CHILD / 10.THE MORNING OF THE DREAMER / 11.SACRED PLACES / 12.ADAM REPRISE

さて、100円CDシリーズ第5弾です。(^^;今回は、すごく渋いアルバムを紹介することにしましょうね。写真の通りのドリーミーなジャケットに惹かれて買ったものですけど、中身の音楽もジャケット通りにドリーミーだったのです。

M1は、アコギのアルペジオとストリングスが中心のサウンドにのって、ジミーのヴォーカルが素朴なメロディーを唄いあげてきます。すごく地味ですが、それだけにメロディーの繊細さが際立ちます。M2は、リリカルなピアノのイントロが印象的です。クラシカルなサウンドは、ルネッサンスやイリュージョンの曲を彷彿させますね。

M3は、完全にブリティッシュ・フォークですね。イントロのアコギのフレーズ(なんか、メロディー・フェアのメロディーみたいですが(^^;)から最後まで、地味だけど美しいメロディーが紡がれていきます。M4はフォーク・バラード調の曲です。間奏のピアノとオーケストラ(極々小編成で、ストリングスにオーボエとクラリネットが加わった程度ですが)のからみがいい感じですね。管楽器の音も印象的です。ドラマティックな曲だと思います。

M5も、M4の流れで響いてきます。オーケストラのアレンジが美しいですよ。曲のメロディー自体は、どこかで聴いたようなメロディーではあるのですけどね。M6は、このアルバムの中では((^^;)リズムのある曲のひとつですね。ストリングスも控え目に入っていて、ジミーのボーカルを浮かび上がらせています。

M7では、のっけからのドラマティックなオーケストラにちょっとびっくりします。3拍子の曲で、ボーカルとオーケストラのを絡めた曲造りですね。M8は、再び少しリズムのあるフォーク・ナンバーです。控え目なコーラスを従えて、淡々と唄われていきます。

M9では、また美しいストリングスとピアノにのって、素朴で美しいメロディーが唄われていきます。ゲスト・ボーカリストとのコーラス・ワークが印象的ですね。M10は、アコギのフレーズが印象的なフォーク・ナンバーです。マイナー調のメロディーで、ドラマティックに唄われていきます。なんか、カンツォーネみたいな感じの曲ですね。この曲でも、ゲスト・ボーカリストとのコーラスがいい感じを醸し出しています。

M11は、スライド・ギターもフィーチャーされた、ラストにして一番ロックっぽい(と言っても、「ロック」のイメージとはほど遠いですが(^^;)楽曲です。ここでのアコギのスライドは、最大の聴き所のひとつですね。M12は、M1のリプライズです。ここではオーケストラだけで短く演奏して、このファンタスティックなアルバムを締めくくっています。

ということで、地味ながらも心にしみいるアルバムだと思います。決して「ロック」や「ポップス」ではないですけどね。落ち着いた雰囲気の音がほしい時には、このアルバムを、って感じですね。少し疲れた時には、このアルバムをかけて、全編を通して流れていくオーケストラの美しい響きに浸ってみたいと思います。

< THE DREAMER / JIMMY MacCARTHY / UK / CBS / 477997 2 >


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