第114回 BULLY / SUGERBOMB

1.WHAT A DRAG / 2.BULLY / 3.HELLO / 4.MAIL ORDER GIRLFRIEND / 5.MOTOR MOUTH / 6.CLOVER / 7.OVER / 8.GONE / 9.POSTERCHILD / 10.WAITING / 11.AFTER ALL / 12.ORDINARY MAN / 13.HELLO(acoustic version)

さて、今回は100円CDシリーズではないですよ。(^^; 先月末に日本でもこのメジャー・デビュー・アルバムがリリースされたばかりのバンド、シュガーボムズです。ストレンジ・デイズにもインタビューが載っていたので、ご存じの人も多いかと思いますけどね。

ジャケットを見ると、表にも中にも、怪しげな日本語(カタカナ)が並んでいます。20年くらい前にパソコンを始めた人ならば、これが「スナミ語」だということはすぐにわかるんですけどね。(^^; まあ、前置きはこれくらいにして、早速CDを聴いてみましょう。

M1は、心地よいキーボードで始まります。ジェリー・フィッシュみたいな感じの曲ですねぇ。と思えば、サビでは必殺のキュートなメロディーが待っています。ツボにハマるメロディーですね、これは。コーラスの付け方とか聴いていると、まるでピカデリーサーカスみたいです。(ま、ピカサが「直接」、彼らは「1世代を経て」ということで、引き継いでいる根源的な音楽が同じということなんですけどね。)

M2は、ゴキゲンなポップ・チューンです。ギター・ポップ風のテイストもありますので、シングル切るのにはいいかもしれませんね。M3もさわやかなメロディーとコーラスの曲です。特にミドル・エイトがいいですね。80年代のアメリカン・ポップスの香りもします。これもいい曲やなぁ。(^^;

M4の計算し尽くされたアレンジとハーモニーは、幾多のポップ・バンドのエッセンスを感じさせてくれます。サウンドのイメージで一番近いのは....う〜ん...永井ルイかなぁ。(^^) で、M5も、めくりめくブリティッシュ・ポップ・サウンドの結晶みたいな曲なのです。でも、一瞬挟まれるラップ・パート(この部分は完全に100%アメリカンですが)がこの曲の生命力を何倍にも活性化しているように思えます。

ちょっと玄人受けしそうな2曲の後は、ストレートなポップ・チューンのM6です。チープなカーズ風のキーボードがいい感じです。M7は、アメリカン・テイストに溢れたアコギのカッティングで始まる曲です。静と動の対比がなかなかカッコいいのです、うん。

M8もストレートなポップ・チューンです。ここでもカーズみたいなキーボードがめっちゃカッコいいですよね〜。全体のサウンドもどことなくカーズ風です。好きだなぁ、これ。(^^; M9は、ミッド・テンポのバラードです。美しすぎるメロディー・ラインは、ポールとジョンのメロディー・ラインのいいとこ取りって感じですね。もうひと展開あれば、恐ろしいほどの曲になっていたでしょうが、このようにメロディーを聴かせる創りに徹したのは正解でしょうね。とにかく、メロディーにひたりたい曲です。

M10は、ちょっぴりハードな曲想です。どことなく、スクイーズが好きそうな感じの曲ですね。(メロディー的には少し落ちますけどね。)M11は、やっぱりクイーンでしょうね。ヴォーカルとかギター・オーケストレーションとか、モロですよ。でも、緻密な構成力に裏打ちされた、よくできた曲ですね。一応、オリジナルではこれがアルバムの締めくくりの曲になります。

残りの2曲は、日本盤のみのボーナス・トラックです。M12は、またまたスクイーズっぽい曲ですね。さりげなく、でもポップに徹した曲です。M13は、M3のアコースティック・ヴァージョンです。曲の骨格はよくわかりますが、やっぱりこの曲はM3のヴァージョンの方がいいですね。(^^)

ということで、このアルバムは、間違いなく、ポップ・フリークならばマスト・アイテムの1枚です。(^^) 解説によると、彼らのライヴでは、あの「キラー・クイーン」を完コピしたりしているそうですし、彼らは、決してスタジオ・バンドではなくてライヴ・バンドなんだそうです。そう聞くと、ホント、彼らのライヴを観てみたくなりますよね。

それにしても、このところ、アメリカのポップ・ミュージック界の懐の広さを感じずにはいられないようなバンドにどんどん巡り会っているような気がします。「ポップの真髄を聴きたければ、アメリカのインディー・バンド」って言いたくなりそうですよ、ホント。

では、また次回に。

< BULLY / SUGERBOMB / JPN / BMG / BVCP-21223 >


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