第101回 THE INCOMPLETE GLENN TILBROOK / GLENN TILBROOK

[MAIN DISK]

1..THIS IS WHERE YOU AIN'T / 2.OBSERVATORY / 3.PARALLEL WORLD / 4.MORNING / 5.ONE DARK MOMENT / 6.G.S.O.H. ESSENTIAL / 7.UP THE CREEK / 8.OTHER WORLD / 9.INTERVIEWING RANDY NEWMAN / 10.YOU SEE ME / 11.I WON'T SEE YOU / 12.WE WENT THATAWAY

[BONUS DISK]THE COMPLETELY ACOUSTIC GLENN TILBROOK

1.MORNING / 2.I WON'T SEE YOU / 3.THIS IS WHERE YOU AIN'T / 4.INTERVIEWING RANDY NEWMAN / 5.OBSERVATORY / 6.ONE DARK MOMENT / 7.OTHER WORLD / 8.PARALLEL WORLD / 9.G.S.O.H. ESSENTIAL

さて、今回は、84回目に約束していた、グレン・ティルブルックのニュー・アルバムです。僕が入手したのは、イギリスの初回盤で、アルバム収録曲のアコースティック・ヴァージョン(もしかしたらデモかもね)が収録されたボーナスCD付のものです。先行シングルとしてM3がリリースされていたわけですが、そのマキシ・シングルのカップリング曲は、このアルバムには収められていません。

どことなくスタイル・カウンシルを彷彿させるようなイントロのM1でアルバムは始まります。サウンド自体もやはりスタカン風なのですが、繊細なメロディーはやっぱりグレンならではなのです。当然ながら、スクイーズの香りが満載されています。(^^)

M2は、ベースとギターの絡みがカッコいい曲ですね。サビでのポップな展開とコーラスも見事です。ここでもグレンならではの繊細なメロディーが溢れています。ギターのサウンドは、結構サイケにキメていますよ。M3は、前にも書いたので省略。(^^;

M4は、M1と同系統の楽曲ですね。そしてリズミックなベース・ラインが印象的なM5と続きます。ホーンも入って、どことなくシカゴの5〜6枚目みたいな香りもしてきます。(単純なワタシ(^^;)

M6は、アルバム中で一番スクイーズっぽい曲かな?ワウワウの効いたギターが印象的です。ファンキーな趣もあって、結構ノリのいい曲ですね。(^^)M7は、ソウル・フレーバーに溢れたサウンドの曲です。グレンの繊細なメロディーとの不釣り合いが、なんとも変な「感じ」を醸し出しています。

M8はグレンの甘いメロディーが十分に堪能できるバラード・ナンバーです。メロディーに絡みつくストリングスの美しい響きもいいですね。間奏のキーボード・ソロもいい味を出しています。一転、M9はテクノ・チューンですね。メロディーはポップなのだけど、サウンドとのコントラストがまたまた変わった感じです。

M10は、リリカルに唄われるバラード・チューンですね。M8に負けないような素敵なメロディーの曲です。イチ押し曲としてM8とどっちを選ぶかというのは、なかなか難しい問題ですね。(^^;

M11では、再びスクイーズ・サウンドに戻ります。典型的なグレンの曲って感じですけど、ずいぶんとアメリカナイズされた感じも受けますね。ラストを飾るM12は、再びファンキーでソウルフルな曲です。ここでもワウワウの効いたギターが印象的ですね。

全体を通してみると、スクイーズの香りの強い曲の合間に、ソウルフルでファンキーな曲をまぶしましたって感じです(ジャミロクワイとのコラボレーションで、かなり影響を受けたのかなぁ?)。その新しいタイプの曲を聴き手がどう受け取るかというのは、完全に好みの問題でしょうね。(僕としては、今回のアルバムに収められた新しいタイプの曲よりも、マキシ・シングルに入っていて、今回アルバムから漏れた2曲のほうががお気に入りなんですけどね。)

ということで、今回は「*」はつけなかったけど、ファンならば一聴の価値はあると思います。でも、それよりも、ブラック・ミュージックが好きな人にファンキーなタイプの曲を聴かせると、受けるんじゃないかなとも思えますね。

ボーナスCDですが、アルバム収録曲がアコギの弾き語りで唄われています。シンプルな演奏のぶんだけ、曲によってはずいぶんと違う印象を受けますね。(M4なんて、メインのM9と同じ曲とは思えないくらいです。)グレンの繊細なメロディーがくっきりと浮かび上がっているという点では、メインのCDよりもファンには受け入れやすいかもしれませんね。M7なんて、このヴァージョンでのサビの部分は、まるでジョン・レノンのように聴こえますよ。(^^)こうしてアコギの弾き語りで聴くと、ホントにいい曲と、(あえてどの曲かは書きませんが)サウンドに助けられている曲というのがわかりますよね。そういう意味では、興味深いディスクです。

では、また次回に。

< THE INCOMPLETE GLENN TILBROOK / GLENN TILBROOK / UK / QUIXOTIC RECORDS / QUIXCD007 >


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