第93回 HIDEAWAY / SAILOR

1.GIVE ME SHAKESPEARE / 2.STAY THE NIGHT / 3.STRANGER IN PALIS / 4.ASHES AND DIAMONDS / 5.JAMAICA GIRL / 6.ONE LIFE, ONE LOVE, ONE DAY / 7.WHEN IT HURTS YOU / 8.PYJAMA PARTY / 9.I WISH I HAD A WAY WITH WOMEN / 10.MACHINES

さて、セイラーは2回目の登場となります。前回は、メンバー交代後のアルバムを紹介したのですが、今回は、オリジナル・メンバー(復帰)での最後のアルバムになります。もともとはヨーロッパ(ライナーによると、オランダのみらしいんですが)でしか出ていなかった盤なんですけど、今回、ソニーの素敵な企画のおかげで、無事に世界初CD化という快挙となったわけです。(早速、海外では30ドル以上の値段がついているようですけどね。)

僕も、当然ながらこのアルバムは聴いたことがなかったのだけど、今回聴いてみてびっくりしました。「なんで、これが他の国で出なかったの??」楽曲的にも文句のつけようのない、ほぼ完璧なポップ・アルバムなんです、これが。初期にあった独特の毒気は薄まりながらも決して消えているわけではないし、メロディーもアレンジも、無駄な力が全く入ってないんですよ。

M1は、洗練されたロキシー・ミュージックって感じでしょうか。最初のヴァースと、見事なコーラス・ワークのサビとの対比が見事です。イギリスでもシングルは発売されていたそうです。アレンジには、クラッシックの影響が窺えます。(このピアノは誰の曲だったっけ?ど忘れしちゃった。(^^;)

M2では、レゲエビートも取り入れた弾けるようなポップ・チューンです。コーラス・アレンジには昔の面影も残ってるけれど、これほど素敵なメロディーを書けるバンドとは思っていませんでした。(ゴメンネ。(^^;)ポール・マッカートニーにも通じるところの多い曲ですね。M3は、70年代ブリティッシュ・ポップの「いいとこどり」をしたような曲ですよ。メロディーもコーラスもアレンジも、たとえばパイロットにも決して負けてはいません。最高に素敵な曲です。(^^)

M4は、ちょっとアメリカ風味のメロディーですが、一糸乱れぬコーラス・ワークが見事です。M5は、タイトル通り、トロピカルなムードを持ったの曲ですね。サビのところは、凄く楽しいアレンジですね。

M6では、また70年代ブリティッシュ・ポップの極みを見せつけてくれます。サビのメロディーとコーラスも素敵ですが、それまでのメロディーの流れが見事です。アレンジも最高にドリーミーでポップで、ホント、文句のつけようがありません。たとえば、パイロットの4枚目に収められていても決して見劣りはしないであろう佳曲です。個人的には一押しですね。(^^)

M7では、またちょっと毒気が戻ってきますが、ギターのアレンジが印象的ですし、なによりもサビのメロディーとコーラスが最高です。M8は、昔の毒気の一番残っている曲かな?でも、このアルバムに入ると、ちょっと異色って感じがしますね。

M9では、キーボードをフィーチャーして、エレポップの曲みたいな感じも受けます。ちょっとひねくれたメロディーとアレンジを聴かせてくれますね。で、ラストのM10は、もっとエレポップっぽくなっています。でも、メロディーはすごく印象的ですよ。タイトルを繰り返すところのメロディーが印象的で、耳にとりついて離れません。(^^;

アルバム全体を通して見ると、確かに最後の数曲でのポップ度は落ちるかもしれませんが、中盤の楽曲の充実度は、素晴らしいものがありますね。ホント、今回CDになったことで、このアルバムを聴くことが出来る人が増えるというのは、ホントに幸せなことです。

まだ買っていないポップ・フリークの人、あるうちに絶対に買って置いてね。きっと後悔しますよ〜。(^^;

<HIDEAWAY / SAILOR / JPN / EPIC / ESCA-7855 >


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