第91回 BEATLE SCHOOL GRADUATE CLASS OF '70 / DAVID GRAHAME

 1.(untitled) / 2.THINGS THAT MIGHT'VE BEEN / 3.A LOTTA HAIR FOR A GUY MY AGE / 4.HUNK OF JUNK / 5.THIEVES & WEAVES / 6.(untitled) / 7.TY / 8.THE ROCK STAR AND THE PSYCHOANALYST / 9.TEENAGER IN LOVE (PART TWO) / 10.LOVE IS OUT THERE / 11.PERSONALITY FLAW-THERAPY / 12.LAST TANGO IN ROSLYN / 13.3-11 / 14.(untitled)

さて、今日はデヴィッド・グラハムのCDを紹介します。このアルバムは、去年のストレンジデイズ10月号に載った時から気にはなっていたのですが、CD番号がないので、なかなか探せずに困っていたのです。でも、先日、ようやくゲットすることができたのですよ。(^^)(でもね、間違えて2枚もゲットしちゃいましたけど。(^^;)

M1はクレジットなしのSEですので、アルバムの実質上の幕開けはM2ということになります。で、のっけからポール・マッカートニー風味満載のポップ・チューンなのです。(^^)まあ、ヴォーカルはポールほどの安定感はありませんし、聞きようによってはパイロット風にも聞こえますね。

M3は、アップ・テンポのポップ・ロックです。ピアノも利いていて、ビートルズというよりは70年代のポップ・バンドの趣もあります。間奏の12弦ギターがいかにもって味を出していますけどね。M4は、アコギを活かしたスローなナンバーです。曲想は違うのですが、タイトル通りポールの「ジャンク」にインスパイアされて創った曲ではないかと思われます。「マッカートニー」の中に収められていても違和感のない感じですね。M5は、12弦ギターの一番美しい響きを出せるポジション(Dを基本に9thとsus4を絡める王道パターン)の曲ですね。(^^)間奏の手拍子もゴキゲンです。

M6は「ABCのうた」ですね。子どもが唄っているんですが、誰でしょう?(クレジットのTHANKSにCYNTHIA&TYLER GRAHAMEとあることだし、)デヴィッドの娘さんかな?M7は、ゆったりとしたヘヴィーなナンバーです。ちょっとアメリカン・フレーバーも香る曲ですが、バッドフィンガーのワーナー時代に近い感じですね。

M8は、またまたポールの香りがぷんぷんの曲です。メロディーも素敵だし、間奏のジョージ風のスライド・ギター(ちょっとジョージよりは下手だけど)もいい味を出しています。個人的には一押しの曲です。M9は、ジョンの香りがプンプンする曲です。ギターのアルペジオは「ジュリア」ですしね。メロディーも完璧にジョン・レノンしています。ジョンのファンには、こっちの曲のほうがオススメですね。

M10も、再びポールの香りの曲です。ビートルズというよりは、ウイングスの全盛期の香りがしますね。スローで美しいメロディーの曲です。唄の2番からのハモリもゴキゲンなのです。M11も、同じ系列の曲ですが、サビでアルペジオが入るあたりからジョンの香りもしてきます。

M12も、しっとりとしたピアノで始まるリリカルな曲です。アレンジもベース・ラインもポールしているのだけど、メロディーのほうは、ポールというよりはエリック・カルメンの香りがしてきます。繊細な曲ですね。惜しむらくは、演奏のほうに拙さが残るということでしょうね。で、(M14は数秒のパーカッションの音だけなので)ラストのM13は、再びポール風の曲です。もう少し曲を練った方がよかったとは思いますけどね。

アルバム・ジャケットのデザインもホワイト・アルバムですし(実は、裏ジャケの方もモロなんですけどね。)、ビートルズへのオマージュが120%詰まった好盤だと思います。僕も最初は「*」マークはつけていなかったのですが、繰り返して聴いていると、心にしみてきて凄くいいのです。そんなわけで、遅ればせながら「*」マークをつけちゃいました。

ということで、探すのは難しいかもしれないけど、聴く価値のあるアルバムだと思いますよ。(^^)

<DAVID GRAHAME / BEATLE SCHOOL GRADUATE CLASS OF '70 / US / DOG TURNER / no numbers >


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