第87回  TAFRAID OF HEIGHTS / BROWN EYED SUSANS

 1.LITTLE MONKEY FRIEND / 2.SUNDAE SCHOOL / 3.MAYBE / 4.LET'S GET OUT OF L.A. / 5.WORD ON YOU / 6.SHE'S ORGANIC / 7.NEON ROSES / 8.SUITCASE WHORE / 9.PREDATOR / 10.WINDOW SEAT / 11.AFRAID OF HEIGHTS

 今月はじめの松尾さんのバースデイ・パーティーの時、岩本編集長から今のイチオシとして教えてもらったのが、このブラウン・アイド・スーザンズです。岩本さんの話では「ピカサみたいで凄くいいよ」とのことだったので、ネットで注文してから手元に届くまで、ワクワクしながら待っていました。で、先日、このCDが届いたという次第です。

これは彼らのセカンド・アルバムになるのかな?モノクロとカラーを交えて、いかにも期待させるジャケットです。共同プロデューサーにジェイソン・フォークナーというのも、期待を倍増させます。でも、アルバムの中身は(松尾さんの新作ほどじゃないけど)期待をはるかに上回る出来映えだったのです。(^^)

いかにもアメリカのポップ・バンド(カナダのバンドだけどさ)みたいなシンプルなM1からして、パワー全開という感じです。この曲あたりは、まだ「普通のパワー・ポップ」という趣なのですが、M2から、彼らのカラフルな世界が展開していきます。チェンバロとギターのリフが印象的なM2は、コーラスといいサウンドといい、ホントにピカサみたいですね。バックのギターのFIXING A HOLE風のカッティングも気持ちいいですね。

M3はグラム・ロックのバンドを思い起こさせてくれる曲です。サウンドもそれ風ですね。M4はアコギの刻みの心地よい曲です。メロディー自体はアメリカンなのですが、楽器が加わっていく様子とか、リミッターの効いたドラムの音とか、後期ビートルズ(ジョン)の香りがぷんぷんとしてきます。そういえば、ギター・ソロ(ハーモニー・ツインだけど)のフレーズもジョージ風ですね。

M5は、中期ビートルズ風のベース・ラインの曲です。メロディーは、今のポップ・バンド風で、全然ビートルズっぽくはないんですけどね。間奏あたりは、フリートウッド・マック(リンジー)の曲のような印象を受けました。M6は、ギター・サウンドといいメロディーといいアレンジといい、スクイーズの楽曲群を彷彿させます。

M7は、ビートルズ風のギターに導かれて始まります。この曲もスクイーズみたいな感じですけど、コーラス・ワークやギター・ソロは完全にビートルズですね。この曲もピカサみたいですね。M8は、リリカルなピアノで始まる、ポール風の曲です。(ピカサで言うと、伊豆田さんの出番ということですね。)途中から弦が入り、トランペットが入り、ホントにポールの曲のようなサウンドです。メロディーの美しさも際立っていますし、個人的には、一番のお気に入りの曲です。

続いて、またまたビートルズ(と言うよりもバッドフィンガー)路線のM9です。(ピカサで言うと、松尾さんの出番ですね。)この曲も繊細で美しいメロディーを持っていますね。前の曲に負けず劣らずいい曲ですよ、うん。M2と並んで、アルバム中のベスト・トラックかもしれませんね。M10は比較的シンプルな曲ですが、地味ながらもいい味を出しています。どことなく10CCのような香りもしますね。

ラストを飾るのは、タイトル・トラックでもあるM11です。5分を越える大作((^^;)ですね。偶然でしょうが、松尾さんの新作のラスト(PASSION GLORYのラストの曲は「リプライズ」ということでさ。(^^;)と同じように、歌い上げるタイプの3連バラードになっています。

ということで、いろんな曲想でカラフルにまとめ上げられたアルバムだと思います。こうして通して聴いてみると、いかにも彼らの年代のバンド風の楽曲であるM1が、どことなく浮いてしまうような感じになっていますけどね。

ともかく、ピカサのファンの方には、太鼓判を押して「おススメ」できるアルバムだと思いますよ。ポップは不滅なのです、うん。(^^)

<AFRAID OF HEIGHTS / BROWN EYED SUSANS / CAN / PAGE / PAGE1471CD >


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