第76回  BERRY BERRY GOOD / RASPBERRIES

1.GO ALL THE WAY / 2.TONIGHT / 3.I CAN REMEMBER / 4.DRIVING AROUND / 5.I'M A ROCKER / 6.LAST DANCE / 7.OVERNIGHT SENSATION / 8.GO ALL THE WAY / 9.LET'S PRETEND - STARTING OVER / 10.ALL THROUGH THE NIGHT / 11.PLAY ON / 12.GO ALL THE WAY / 13.I WANNA BE WITH YOU / 14.LET'S PRETEND / 15.TONIGHT / 16.IT SEEMED SO EASY / 17.HARD TO GET OVER A HEARTBREAK / 18.PLAY ON / 19.GO ALL THE WAY - I WANNA BE WITH YOU

今回は、ラズベリーズのブートCDの紹介です。ラズベリーズのブートと言えば、75年のクリーヴランド公演を中心にまとめられた「GO ALL THE WAY」というCDもあるのだけど、このCDは、いろんな年代の音源を集めたものです。ですから、GO ALL THE WAYが4回入っていたりして、「GO ALL THE WAY」に比べるとアルバムとしてのまとまりはないのです。

で、何故こっちを選んだのかと言えば、こちらには再結成ツアーの音源が入っているからという理由です。ちなみに、M1−6が73年のラジオ・ショー、M7−11が74年のラジオショー、M12−15が73年のテレビ・ショー、M16−19が、98年の再結成ツアーの音源です。

まず、最初の73年のパートです。モノラルながらまずまずの音質と言えますが、低音が全然出ないのは仕方のないところでしょうか。でも、演奏のほうは熱が入っています。さすがパワー・ポップの元祖というべきサウンドで押しまくっていますね。(^^)渋いところでM6もそうですが、初期の名曲(&大作)のM3のライヴ・テイクが聴けるのは、ホントに嬉しいところです。ホント、ナミダものの音源ですね。

次に74年のライヴです。M7の頭が切れているのは凄く残念です。元のテープの回転が不安定で、音が揺れる部分もあり、あまりいい音源とは言い難いけれど、バンドのノリや観客の熱狂ぶりは、73年を遙かに凌いでいます。

続くテレビ音源の部分も、元の録音状態が不安定な部分がありますが、ラジオ・ショーに比べるとギターのパートが良くわかります。ここでもM12の頭が切れてます。(プンプン!)名曲M13は、ホントに素晴らしい楽曲&演奏ですね。ベースの音も(一部歪んでるけど)大きく入っています。テレビだけあって、この4曲でコンパクト盤が切れそうな選曲でしたね。

さて、このCDの目玉の98年の音源です。録音もステレオ(オーディエンス?)だし、さすがに、音の良さ(でも、時代を考えると不満もあるのだけど)は、70年代の録音とは違います。渋い佳曲のM16やM17からして、往年のサウンドが蘇るって感じです。ただ、編集が粗くて(と言うか、酷くて)、せっかく盛り上がった気持ちに水をさされてしまいます。(プンプン!)M18では、サビのところなんて、ほとんどフーみたいだったことに気がつきます。M19は、GO ALL THE WAY のイントロだけやって、すぐに I WANNA BE WITH YOUに続くという構成です。(^^; 歌声には伸びはない(衰えてはいる)かもしれないけど、ファルセットは健在です。(^^)歌い出しを忘れるところはご愛嬌でしょうか。(^^;ジャケのクレジットには書いてないけど、続いて TONIGHT が入っています。でも、TONIGHTの途中でF.O.で終わってしまうのでした。

このCDは、再結成ツアーの音源が聴けるというだけで、ファンなら買いでしょうけれど、それにしても、編集のお粗末さは、何と表現したらいいのでしょうか?最高の素材に最低の調理を施したってところですね。(^^; バンドへの愛の全く感じられない編集ですよ。今度は、再結成ツアーの音源で、丁寧な選曲&編集のCDが出ないかなぁ。と思ってしまいました。

でも、気を取り直してみると((^^;)、やっぱりM3とM6ですよね。(^^)このライヴ・テイクにこそ、このCDの価値があると言って過言ではないでしょう。

それにしても再結成ラズベリーズ、日本にも来てくれないかなぁ。(^^;

「追補」再結成ツアーの音源を聴いていて、エリックのヴォーカルの伸びのなさ何か違和感があったのですが、謎が解けました。オリジナルメンバーの再結成ツアーと思いこんでいたのでそう聴いていたのだけど、このたび仕入れたビデオによると、なんと98年の7月のライヴにはエリックがいませんでした。代わりにスコット・マッコールが入って多くの曲のリード・ヴォーカルをとっています。(^^; 声の伸びのなさは、「衰え」ではなくて「別人」ということだったのです。すみませんでした。(まあ、スコットの歌の実力が、エリックほどではないにしろそれくらいあったとも言えるのですけどね。)

それにしても、エリックの入った再結成ツアーの音源はないのでしょうか? 

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