第63回 ARE YOU SERIOUS? / VAN DUREN

 1.CHEMICAL FIRE / 2.THIS LOVE INSIDE / 3.OH BABE / 4.WAITING / 5.GROW YOURSELF UP / 6.GUARANTEED / 7.POSITIVE(WEDDING SONG) / 8.NEW YEAR'S EVE / 9.SO GOOD TO ME(FOR THE TIME BEING) / 10.YELOW LIGHT / 11.FOR A WHILE / 12.STUPID ENOUGH / 13.THE LOVE THAT I LOVE

 ということで(なんでやねん?(^^;)、ヴァン・デューレンのファースト・アルバムです。ポップな隠れ名盤として評価が高かったというこのアルバムですが、僕が知ったころにはもう、なかなか入手することができなくなっていて、今回のCD化でようやく聴くことができました。ちなみに、このCDの解説書には、(CD化に際してインタビューをしたということで、)本人のコメントも載っているので、より興味深く聴くことができます。

 で、聴いてみてびっくりしました。さすがに隠れた名盤と言われていただけあって、本当に泣けそうなくらいポップな楽曲が、これでもかと詰まっているのですよ。彼と同世代であろうパイロットやバッドフィンガーやラズベリーズと同じように、ビートルズ(というか、ポール・マッカートニー)のサウンドが随所に感じられるアルバムです。

 アルバムのオープニングを飾るのは名曲のM1です。ポップとは、この曲のためにあると言っても過言ではないですよね。「オイシイ」メロディーとアレンジが最高です。M2は、アコギのカッティングと、うしろでほんわり鳴っているシンセシザーが気持ちいい曲です。オープンDチューニング(ギターの弦のチューニングを変えて、なにも押さえずに弾いたときにDのコードがでるようにしてある)でやっているそうですよ。

 M3はモロにラズベリーズ(というか、エリック・カルメン)風のポップ・チューンです。(ラストのコーラスなんか特にね。)甘酸っぱいメロディーの素敵な曲ですよ。M4は、ポール・マッカートニーへのオマージュの感じられるバラードです。ピアノでしっとりと唄われる佳曲ですよ。

 M5は、ポール・マッカートニーの影響のもっと強い曲です。バッキングのサウンドもフレーズもモロにビートルズですしね。M6は、アコギで爪弾かれる静かな、しかしとても美しい曲です。この曲もメロディーが最高ですよ〜。たまりません。(^^;

 M7は再びピアノでしっとりと唄われる曲です。サブタイトルの理由は、この曲が妹さんの結婚式のために作られたからだということですよ。本人も言うとおりシンプルな曲です。M8はロックンロール・ナンバーです。やっぱりラズベリーズ風の曲になるのはきっと、ルーツが似ているからでしょう。

 M9もアコギのカッティングが印象的な曲です。ポールのアルバムで言うと「BLUEBIRD」的な役割の曲ですね。地味だけど綺麗なメロディーの曲です。M10は、ちょっと毛色を変えた感じのSEで始まります。でも、曲にはいると、力強いロック・チューンになります。アルバム中で一番アメリカンな曲ですね。

 M11は、ラズベリーズの軽めのロックンロールを彷彿させるイントロで始まります。でも、メロディーの作り方は、やっぱりポールなんですよね。(^^)M12も、ポールの影響の色濃い曲です。ラストのM13は、再びアコギで爪弾かれる、とても美しいメロディーの曲です。メロディーもコーラスの絡み方も、やっぱりポールなんですね。(3連発だぁ。(^^;)でも、最高!

 ということで、全部で13曲、とびっきりのポップが詰まったアルバムです。前に紹介したコーギスのように、完全なマスト・アイテムですよ。CD1枚しか予算がない人は、迷わずこのアルバムを買いましょう!きっと、誰もが満足するはずですからね。(^^)

 < ARE YOU SERIOUS? / VAN DUREN / JPN / AIRMAIL / AIRCD-011>


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