第62回 IDIOT OPTIMISM / VAN DUREN

 1.BEAR WITH ME ALL THE WAY / 2.MAKE A SCENE / 3.TENNESSEE, I'M TRYING / 4.CONVINCING CONVICTIONS / 5.THAT / 6.LIFE IN LAYERS / 7.WHAT'S KEEPING YOU? / 8.TORN IN HALF / 9.HAND OVER HAND / 10.ANDY PLEASE / 11.WOMAN NEEDS MAN NEEDS WOMAN / 12.MABEL (I'M AMAZED) / 13.REMINDS ME OF ME / 14.MEDLEY: LOVE AT THE HEART OF IT - MAD AT THE MOON

 さて、今回はヴァン・デューレンのセカンド・アルバムです。彼のファーストアルバムの「ARE YOU SERIOUS?」は1978年に発売され、ポップな隠れ名盤として評価が高かった作品でした。このセカンド・アルバムはレコード会社の経営不振でお蔵入りになっていたまま、ようやく昨年日本で発売されることになりました。(^^)僕は、ファーストアルバムを入手することができず、結局、今回のCD化で2枚一緒に買って体験することになりましたけどね。このセカンドアルバムでは、ファーストよりももっとバンドっぽい力強い音になっています。楽曲的にはファーストのほうが遙かにいいと思うのですが、ノリの良さやパワーはこっちのほうが上でしょうね。

 パイロット風のパワー・ポップ・ナンバーM1からして、力強いギターのサウンドが印象的です。ギターの音色は、後期ビートルズの香りがしますね。M2はまたまた、弾けるようなポップ・ナンバーです。イントロの手拍子の入れ方はパイロット、曲に入ればラズベリーズのロックンロールって感じですね。

 M4は力強いギターが全編に響き渡るロック・ナンバーです。ライヴ映えするだろうな、これ。ギター・ソロも見事ですよ。M6はヴァン本人のお気に入りだそうですが、メロディーの印象的なポップ・ナンバーです。ピアノでせつせつと歌い上げられるM7は、アルバム中では、むしろ異色の存在でしょうね。

 キーボード(シンセサイザー)が効果的に使われているM8とM9に続いて、M10はごキゲンなポップ・チューンです。メロディーと言い、コーラスの絡み方といい、エリック・カルメンの世界ですね、これは。途中でギターソロになったままフェイドアウトするのがもったいないですよ〜。

 M12は、タイトルからしてポール・マッカートニーへのオマージュが感じられますが、サウンドもビートルズ−ポール風です。歌自体はどことなくビリー・ジョエルっぽく聞こえるのですが、アレンジや楽器の音色等、完全にビートルズですよね。きっと、これを聴いたすべての人が、思わずにやりとすることでしょう。

 ということで、今までお蔵入りになっていたのがもったいなさすぎるほどのアルバムですよ。ポップな音が好きな人は、ファーストアルバムと一緒に買ってみてくださいね。

 < IDIOT OPTIMISM / VAN DUREN / JPN / AIRMAIL / AIRCD-012>


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