第60回 DUMB WATER / THE KORGIS

 1.SILENT RUNNING / 2.LOVE AIN'T TOO FAR AWAY / 3.PERFECT HOSTESS / 4.DRAWN AND QUARTERED / 5.EVERYBODY'S GOT TO LEARN SOMETIME / 6.INITIMATE / 7.IT'S NO GOOD UNLESS YOU LOVE ME / 8.DUMB WAITERS / 9.IF IT'S ALRIGHT WITH YOU BABY / 10.ROVERS RETURN

 またまたずいぶん間隔が開いてしまいました。本当にごめんなさいね。m(__)mその間に、本当に沢山の音盤を入手しました。その中にはここで取り上げたいような音盤も沢山あるのですが、今回は、最近入手したコーギスのCDを取り上げることにします。

 コーギスと言えば、スタック・リッジにいたジェイムス・ウォーレンとアンデュ・デイヴィスの二人が中心になって結成されたバンドで、デビューした79年から81年にかけて「届かぬ想い」「永遠の想い」「スティッキー・ジョージ」の3枚のアルバムを発表した後に解散。その後、92年に再結成アルバム「フォー・エヴリワン」を発表しています。でも、長い間、初期の彼らの音をCDで聴くには、再結成前に出たベストアルバムしかないという状態が続いていました。

 でも、先日僕がなじみの店に寄った時、待ってたよとばかりに目の前に3枚のCDが出されました。それは、驚くことにコーギスの初期の3枚のアルバムだったのです。(^^)とうとうCDでリイシューされたんですね。僕がその3枚を買って帰ったのは言うまでもありません。

 問題は、その中のどれを紹介しようかということでした。だって、どれも素敵なポップ・アルバムなのですから。結構悩んだのですが、結局、彼らの最大のヒット曲であるM5(日本では、アルバムのタイトル曲でもあります)が入っているセカンドアルバムを選ぶことにしたのです。このセカンドでは、アンディーが脱退し、フィル・ハリソンとスチュワート・ゴードンが加入したトリオ編成になっています。(ちなみに、サードでも同じ編成で、再結成アルバムではアンディーとジェイムスとジョン・ベイカーという編成ですけどね。)

 解説を読むと、20年前当時の最新機器を使ったサウンドということですが、早い話がプログラミングを用いた音だとということですね。でも、要はテクノロジーよりもメロディーなのです。(^^)彼らならではのちょっとひねくれたポップ・サウンドは、そんじょそこらのエレ・ポップ(死語ですね。(^^;)・バンドには真似のできるものではありません。

 マイナー調のメロディーとギターの刻みの心地よいM2をはじめ、ユーロビート風のダンス・チューンのM4、ギター・リフのカッコいいロック・ナンバーのM6、まるでOMDみたいなポップ・チューンのM7、10CCみたいなイントロで始まり甘酸っぱいメロディーが最高のポップ・バラードのM8など、彼らならではの素敵なナンバーがぎっしりと詰まっています。

 でも、やっぱり、一番輝いているのはM5ですよね。派手なところの全くないサウンドですが、淡々と歌われるとびっきりのメロディーの美しさはどうでしょう。(^^)バックのキーボードのクールなサウンドの中に、くっきりと浮かび上がってきます。普通ならアルバムの中の1曲として輝くような、こういうタイプの曲がシングル・ヒットしたのは、本当に素晴らしいことですね。

 当然ですが、このセカンドだけでなく、同時発売のファーストとサードも聴いてみてくださいね。ポップ・フリークを自認する人なら、3枚ともマスト・アイテムですよ〜。(^^)

< DUMB WAITER / THE KORGIS / UK / EDSEL / EDCD-622 >


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。