第58回 OH YEAH! / THE SPONGE TONES

1.NOT SO / 2.ALWAYS CARRY ON / 3.GOT NOTHING LEFT TO HIDE / 4.OH YEAH! / 5.INFORMATION / 6.ARE YOU GONNNA, DO YOU NEED TO (LOVE ME) / 7.RETURN THE BOY / 8.SOMEWHERE IN THE WORLD / 9.BRAND NEW START / 10.NOW IS NOW / 11.WORDS AND MUSIC / 12.AM I DANCING OR WHAT? / 13.STUPID HEART / 14.GOODBYE

 今回紹介するスポンジトーンズは、その筋ではかなり話題になったバンドです。「アメリカ生まれのマージー・ビート」というコピーが示す通り、彼らのサウンドはモロにビートルズを感じさせるものです。このアルバムは91年に出た4枚目のアルバムになりますが、日本では全然違うジャケットで95年に出ていますのでご注意を。楽曲的には、次の5枚目の「TEXTURAL DRONE THING」のほうが面白い曲が多い(特に「BETTER LUCK NEXT TIME」は最高の曲だしね)と思うのだけど、この「OH YEAH!」で聴かせてくれるような(ど真ん中の)ストレートなビートルズへのオマージュのパワーにはかなわないのです、うん。(^^)

 M1からして、モロに60年代のあのサウンドが響いてきます。甘酸っぱいメロディーとコーラス、ギターの響き...どれをとっても泣けてきますね。ワンダーズの「すべてをあなたに」みたいな完璧な曲ですね。M2はポールっぽいアコースティックな曲だし、「すてきなダンス」風のコードカッティングが素敵なM3はどことなくユートピアみたいですね。タイトル曲はタイトなロックンロールで、続くM5はアコギのスリー・フィンガーが心地よいポール風の曲です。かと思えば、ミッド・テンポのロックン・ロールのM6は、まるでラズベリーズですよ。

 などなど、書いているときりがないのですが、M9あたりはビートルズと言うよりはマンフレッド・マンみたいだし、M10はバッドフィンガーみたいだし、M11のイントロなんか「I'M LOOKING THROUG YOU」だし、とにかく最後まで、64〜65年頃のビートルズを中心としたマージー・ビートなのですよ。なんか、リヴォルバー(ビートルズのアルバムではなくて、ビートルズの提供曲をカバーしていたバンドのほう)のアルバムを聴いているような気分になってきます。(^^;

 彼らは、もともとはエド・サリバン・ショウのビートルズ(アメリカ上陸の瞬間です)を見て音楽に目覚めた人たちだそうですから、もうけっこうな年齢になっているとは思います。でも、そんなことは感じさせないような若々しいサウンドですよね。(^^)

 ということで、ビートルズやマージー・ビートが好きな人にはマスト・アイテムですね。5枚目もいいアルバムだから、よろしければ一緒に探してみてね。

< OH YEAH! / THE SPONGETONES / US / BLACK VINYL / BV-12064-2 >


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