第57回 BIG CITY ROCK / THE ATLANTICS

SIDE A : 1.ONE LAST NIGHT / 2.WHEN YOU'RE YOUNG / 3.TELEVISION GIRL / 4.I CAN'T HELP IT / 5.MODERN TIMES

SIDE B : 1.NOWHERE TO RUN / 2.WAITING FOR MY BABY / 3.SO LONG / 4.TEENAGE FLU / 5.BIG CITY ROCK

 さて、またまたバーゲン・コーナー・ジャケ買いシリーズの1枚です。(^^;(200円だったよ。)ジャケットを見た時は、ニュー・ウェーヴのロックン・ロールかな?とも思ったのですが、やけにアイドル路線っぽいルックスが気になって買ったものです。だから、僕はこのバンドのことは何も知りません。

 部屋に帰って、早速針を落としてみると、予想以上にポップなサウンドが聴こえてきました。このアルバムには、60年代をモチーフとした(でも、いかにも70年代末らしい)ポップなロックン・ロールがぎっしりと詰まっていたのです。(^^)ニュー・ウェーヴと言えばそうかも知れないけど、ここまでのポップ感覚は見事です。もしかしたら、ルックスから伺えるようなアイドル的売られ方をされたバンドかもしれませんけどね。

 A1は、ギターのリフが印象的なポップ・チューンです。この曲を聴いただけで、彼らのメロディーのルーツが60年代にあることがわかります。でも、12弦使ったらもっと感じが出ていたんじゃないかな、きっと。A2は、ポップなロックン・ロールです。コーラスの入れ方も60年代風です。ギターのオブリガードの入れ方とか聴いてると、80年代のバンド・ブームの頃の日本のロック・バンドが演りそうな感じの曲にも思えます。A3はギター・カッティングの活きている曲です。サビのところはどこかで聴いたようなメロディーなんですけどね。(あっ、思い出した。バウワウの「シルバー・ライトニング」だぁ。ま、偶然の一致でしょうね。)A4は、「ユー・リアリー・ガット・ミー」を彷彿させるギター・リフに乗ったロックン・ロールです。サビのところでフェイク風のメロディーの「のせ方」も心地よいです。A5は、ミッド・テンポでちょっと落ち着いた感じの曲です。ギターも「泣き」が入っているし、マイナー・メロディーも哀愁を感じさせます。バックでさりげなく鳴っているピアノが効いています。ミドル8のところは、少しラズベリーズっぽい感じですね。でも、途中で「DON'T WARRY BABY」風のドラム・リフが一発入ってからは、曲は別の感じに変わります。ちょっと重厚なサウンドになり、なかなか聴かせてくれますよ。アルバムの中では異彩を放っていますが、僕の一番のお気に入りの曲です。

 B1は、軽快なベースが格好いい、ポップなロックン・ロールです。一番シングル向きのナンバーですね。聴いてるだけで踊りたくなりそうな曲です。B2は、ギターの刻みの効いているナンバーです。サビになると60年代風のコーラス・ワークも聴かせてくれますが、このサビはいいメロディーですね。B3はシンプルなロックン・ロールですね。メロディー的には少し地味すぎるかな。B4は、60年代風のギター・リフに乗ったロックン・ロールです。「ルシール」と「サマー・タイム・ブルース」を足してポップで割りましたって感じの曲ですね。間奏のギターも70年代風ロックン・ロールしてます。タイトル・ナンバーのB5も、シンプルで軽快なロックン・ロールです。当時のパンク寄りのバンドが演っているような感じの曲ですね。

 こうして聴いてみると、A面はポップ味、B面はロックン・ロール味って感じの構成になっていますね。個人的には、ロックン・ロール・スタイルで弾きながらもポップな感じを醸し出しているリードギターのフレーズ(と音色)がお気に入りです。もし、バーゲンコーナーでみつけたら聴いてみてくださいね。

< BIG CITY ROCK / THE ATLANTICS / US / ABC / AA-1134 >


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