第56回 BRICKS / HELLO PEOPLE

SIDE A : 1.ONE LIFE TIME / 2.IT WOULDN'T HAVE MADE ANY DIFFERENCE / 3.DINASAUR / 4.JUST CAN'T HELP MYSELF / 5.MAD RED ANT LADY / 6.BOOK OF LOVE

SIDE B : 1.FACES / 2.I WANT SOMEONE / 3.SO GOOD TO BE ALIVE / 4.NEVER MET A GIRL LIKE YOU / 5.PASS ME BY

 このレコードも、バーゲン・コーナーでジャケ買いした1枚です。だって、見るからに一筋縄ではいきそうにないジャケットでしょ?どんな音がするのか、全く見当がつかないジャケットに、スパークスとかコックニー・レベルのイメージを抱いて、レコードを手に取りました。で、レジに持ってく前にクレジットに気がつきました。「プロデュース:トッド・ラングレン」。その後、このレコードを握る僕の手に力が加わったのは、言うまでもありません。(^^;

 部屋に帰って、早速レコードに針を落としました。A1は、凄く普通のロックン・ロールでした。オーソドックスなギターとピアノを利かせたアメリカン・ロックン・ロール。凄く「まともな」音だったので、逆の意味でびっくりしましたけどね。どっちにしてもかなりの実力派であることには間違いなさそうです。

 A2は、トッドの曲のカバーで、いかにもトッドっぽく唄っています。やっぱり名曲ですね、これは。A3はR&Bの影響を受けたロックン・ロールなのですが、途中のコーラスとか、キーボード・アレンジとか、めくるめくトッド・ラングレンの世界ですね。(^^;間奏のキーボードなんて、ロジャー・パウエルが弾いていると言っても信じますよ、僕は。(弾いてないけどさ。)A4もトッド色の強いミッド・テンポのロックン・ロールです。でも、スライド・ギターが凄く格好いいのですよ。やっぱ、実力派ですよ、このバンド。

 A5は、イントロから、まるで初期のエリック・クラプトンばりに弾きまくるギターが格好いいですね。でも、曲に入れば、低く創った唄声と完璧なコーラスが展開するという、凝った曲です。ラストは演劇風の台詞で引っ張っています。やっぱり、トッドの趣味かなあ、これ?

 と思うと、A6は完全にドゥワップ風の曲です。前の曲との対比が凄いですね。完全に曲順も計算されています。それにしても器用だね、こいつら。(^^;

 続いてB面です。いきなりプログレ風に始まるインストゥルメンタルのB1は、いかにもそれっぽいキーボードとシンセサイザーが印象的ですね。続いて入ってくるハーモニー・ツインも見事です。(クレジットがないからわからないんだけど、トッドは弾いてないの、これ??)そしてドラム・ソロが続きます。後ろで何かしゃべってますね。そして、またキーボード群が大活躍して曲は終わります。

 B2はソウル風の曲ですね。これは、完全にトッドの趣味でしょう。それにしても良くできた美しい曲ですね。ホントにどこかの黒人コーラス・グループを聴いているようです。B3も同じようなソウル風の曲ですが、ややアップテンポのナンバーです。サビのコーラスも、間奏のギターもアレンジもカッコいいですねえ。(^^)

 B4もギターの格好いいロックン・ロールです。ポール・ロジャースあたりが唄うと凄いだろうな、この曲。(^^)B5は、アコギとピアノにのって唄われるバラード・ナンバーです。綺麗なメロディーとコーラスですね。間奏のキーボード群もキマってるし、アルバムのラストをさわやかに飾ってくれますね。(^^)

 ということで、万華鏡のようなアルバムは、あっという間に終わるのでした。トッドのプロデュースだけあって、凄く良くできたアルバムですね。それに、どんなタイプの曲を演ってもうまいですよ、この人たち。僕はバーゲンで買いましたが、レギュラー・プライスでも買いですよ、これは。

 このアルバムは彼らのセカンド・アルバムにあたり、ファーストもトッドのプロデュースだったそうです。そうして見ると、トッドも結構気に入っていたバンドなのかもしれませんね。そんなわけで、ファーストも聴いてみたくなりました。

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