第52回 PALEOPHONIC / RUBINOOS

1.AMNESIA /2.EARLY WINTER / 3.YOU DON'T KNOW HER / 4.PERFECT STRANGER / 5.CAN I / 6.NO MORE WHERE SHE CAME FROM / 7.SO MUSH FOR FAIRYTALES / 8.GONE TO SEED / 9.LIFE IN THE SLOW LANE / 10.PURSUIT OF HAPPINESS / 11.SURF TREK //12.INDEPENDENCE DAY / 13.THAT'S ANOTHER STORY

 ルビナーズ!まさか、今頃になって彼らのニュー・アルバムが聴けるなんて思っていませんでした。パワー・ポップの申し子として、僕たちの耳を楽しませてくれたのはもうずいぶん前のことなのだけど、90年代にもコンピレーションは出たものの、どこでどうしているのか気にはなっていたところです。トッド・ラングレンとユートピアと一緒に創ったサード・アルバムが83年ですから、ずいぶんと待たされことになりますよね。(^^)でも、待っただけの甲斐はありました。このニュー・アルバムは、完璧とも思えるポップ・アルバムになっています。

 アルバムは、完璧なポップ・チューンのM1で幕を開けます。弾けるリズム、甘酸っぱいメロディー、ギターのフレーズ、どれをとっても完璧です。まさに、パワー・ポップの結晶とも言える名曲ですね。続くM2は、素敵なメロディーの溢れる軽めの曲です。でも、とことんポップですよね。(^^)M3は、ちょっとカントリー調の曲です。少し毛色を変えてみましたって感じですね。

 そしてM4。何よりもメロディーが素晴らしバラードです。美しい甘酸っぱいメロディーを聴かせてくれます。本当に名曲ですよね。M5は、力強いロックン・ロールです。M6は、またまた甘酸っぱいメロディーのポップ・ロックです。キーボードの音が印象的かつ効果的ですよね。どことなくユートピアっぽいのも、思わずにやりとしてしまいます。

 M7は、60年代風のギターの音が面白い曲です。どっかのマカロニ・ウェスタンのテーマっぽいアレンジも面白いですね。間奏のギターもエコーと哀愁たっぷりに聴かせてくれます。もちろん、メロディーは最高ですよ。(^^)M8は、アコギの刻みを利かせたロック・ナンバーです。悪くはないのだけど、他の曲に混じってしまうと、メロディーがちょっと平凡に聴こえるのは仕方ないところでしょうか。アレンジは凝っています。

 M9は、ジャズを意識した曲です。曲の間にも、しっかりSPみたいなスクラッチ・ノイズが聴こえます。M10は、ギターの音に導かれて弾けるメロディーが続く、ポップ・ロック・チューンです。ちょっぴり60年代風のギターも利いています。コーラスはラズベリーズみたいだな、これ。間奏は60年代風にギターとオルガンで掛け合っていて、心地いいですよ。M11は、ルビナーズ風のベンチャーズですね。スタートレックみたいなメロディーが出てくると思ったら、カーク艦長にも関係あるんだってさ。(^^)詳しくはライナー読んでね。

 M12とM13は、日本のみのボーナス・トラックです。前者は、70年代ブラック・ミュージック風のいかしたポップ・チューンです。ボーナストラックになったのが不思議なくらいのゴキゲンな曲ですよ。後者は、パンク風のロックン・ロールです。間奏のシャウトがカッコイイよ。(^^)それまでの甘い雰囲気をぶちこわすように、アルバムは終わりを告げるのだけど、この終わり方がいいのか、アメリカ盤のようにM11で終わるのがいいのか、それぞれに雰囲気があるのでいちがいには言えないのだけど、こんな風に終わってくれるほうがポップらしいなって思うのです、僕は。

 ということで、いろいろ書いてきましたが、このアルバムの本当の素晴らしさは、聴いてみてもらわないとわかりません!すべてのポップ・ファンの人、絶対聴いてくださいね〜!!間違いなく、至福のひとときを味わえますよ〜。(^^)

< PALEOPHONIC / RUBINOOS / JPN / AIR MAIL / AIRCD-008>


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