第41回 THE SKILL / SHERBS

SIDE A : 1.I HAVE THE SKILL / 2.BACK TO ZERO / 3.CINDY IS WAITING / 4.CRAZY IN THE CITY / 5.I'LL BE FASTER / 6.NEVER SURRENDER

SIDE B : 1.NO TURNING BACK / 2.LOVE YOU TO DEATH / 3.INTO THE HEAT / 4.I'M O.K. / 5.JULIET AND ME / 6.PARALLEL BARS

 さて、今回は、ちょっと不思議なバンドの紹介です。オーストラリア出身のシャーブスですが、ストレンジ・デイズにも載っていた「シャーベット」がその前身(というか、ほぼ同一バンド)です。

 シャーベットの解散の理由は、あまりにもポップ〜コマ−シャリズムに走ったサウンドが、自分たちの意図とは離れすぎてしまったためだとか。そんなわけで、再出発にあたるこのアルバムでは、ロック的な面を表に打ち出したサウンド創りをしています。結果的に、曲想は基本的には典型的80'Sアメリカン(・ポップ)・ロックの王道路線になりました。ミスター・ミスターとか、フォリナーの匂いもするし、曲によってはポリスの匂いさえします。

 ところが、キーボードの音が凄く印象的なのです。カーズとはまた違う形で、キーボードが曲の中核をなしています。A1では、カッコいいフレーズ(PSY'S の ANGEL NIGHTにそっくり−こっちが先だけど−ですが)で曲を彩るかと思えば、B1のようにほとんどプログレ路線とも言えるようなプレーを聴かせてくれる曲もあるといった具合です。全体的には、A面はシンプルなロックを聴かせ、B面では少し凝っているという印象を受けます。僕の好みは、当然、B面ですけどね。(^^)特に、美しいアコースティック・ピアノと哀愁のギター・ソロをフィーチャーしたB1は大のお気に入りです。あと、レゲエ・ビートを取り入れたB4あたりも印象的ですね。

 ということで、決して「弾けるポップ路線」のアルバムではないですが、妙に気になってしまうアルバムを紹介しました。 

 < THE SKILL / SHERBS / JPN / WARNER / P-11022T>


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