第40回 THE EUCLID BEACH BAND / THE EUCLID BEACH BAND

SIDE A : 1.DON'T PLAY THAT SONG / 2.THERE'S A MOON OUT TONIGHT / 3.KAREN / 4.I NEED YOU / 5.THERE'S NO SURF IN CLEVELAND

SIDE B : 1.END OF THE WORLD / 2.YOU MAKE IT EASY / 3.DON'T YOU KNOW WHAT YOU MEAN TOME / 4.SO HARD TO SAY GOODBYE / 5.YOU'RE THE ONE

 さて、今日はユークリッド・ビーチ・バンドの「夢のクリーヴランド」です。(とうとうゲットしたのだ〜!(^^))タイトルでわかる通り、あのラズベリーズを生んだクリーヴランド出身の二人組で、バンド名は、地元の遊園地「ユークリッド・ビーチ・パーク」からとったものだそうです。メンバーは、ギターとキーボードのリチャード・レイジングと、リード・ヴォーカルのピーター・ヒューレットです。

 と言っても知ってる人は少ないと思いますけど、リチャードはエリック・カルメンのバック・バンドを長く勤めているし、ピーターは、元ラズベリーズのジム・フォンファンティのバンドで唄っていたのです。で、このバンドを結成するにあたり、プロデュースを担当しているのがエリック・カルメン本人なのですよ。(エリックの曲も2曲入っています。)アメリカン・ポップ・ロックのファンならば、もうこれで期待十分だと思えることでしょう。(^^)

 音のほうですが、期待を裏切らない極めつけのポップ・チューンが並んでいます。A1は、ちょっと洗練されてはいますが、アメリカン・ポップの王道を行く曲です。A2は、美しいコーラスをフィーチャーした、まるでラズベリーズみたいなポップ・ロックです。ピーターの声自体は、ちょっとキンキンしていて、個人的には好きなタイプじゃないのですが、ここまで素敵なメロディーを唄われると、「もう好きにして」って感じになっちゃいます。(^^;ちなみに、ギターはバッドフィンガーっぽいですね。A3は、軽やかなメロディーの曲で、ギターがよく聴いています。リチャードのコーラスは、ピーターの声の甲高さをうまく緩和して、絶妙のハーモニーを醸し出しています。そう言えば、どことなく杉真理さんが書きそうな感じの曲ですね。そしてA4です。エリックのピアノで始まる、珠玉のバラードのひとつでしょう。当然、エリックの作品です。サビのところは、歌詞も曲も、バッドフィンガーの「WITHOUT YOU」を彷彿させます。アレンジにしてもかなり意識してるのかな?A5は、ビーチボーイズそのもののコーラスとサウンドの曲です。彼等のデビュー曲で、タイトル曲でもあります。これなんか、知らない人が聴いたら、絶対にビーチボーイズだと信じちゃうよ。(^^)

 さて、B面です。B1は、エリックの曲で、A.O.R.風の作りになっています。サックス・ソロが心地いいですね。確か、エリックのソロ・アルバムにも入っていたよね。(今、手元にないので、確認できないけど。)B2も、エリック・カルメン風のメロディーが心地よい曲です。(ピーターの曲だけどね。)B3は、唯一、リチャードが唄っている曲で、これも、エリック・カルメンのソロに入っていても不思議がないような曲想です。リチャードのハミングなんて、ホントにエリックそっくりですよ。途中でかけ声を「ハッ」と入れるところなんかも、またそっくりです。(^^)曲自体は、スリー・ドッグ・ナイト風でもあります。B4は、レオ・セイヤーに似た感じの曲ですね。ギター・ソロがなかなかカッコ良かったりします。ラストのB5は、洗練されたサウンドの曲です。メロディーは、エリック・カルメン風で、サウンドはスティーリー・ダン風という、なんとも面白い曲です。

 ということで、アメリカン・ポップ・ロックの極めつけの1枚とも言えるアルバムだと思います。滅多に店にはないと思うけど、見つけたら、即買いしてくださいね。(^^)決して損はしないアルバムですよ〜。

 < THE EUCLID BEACH BAND / THE EUCLID BEACH BAND / JPN / EPIC / 25・3P-164 >


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。