第36回 STARGAZER / GORDON MICHAELS

SIDE A : 1.STARGAZER / 2.MONKEY MOTHER / 3.INDOOR LOVERS / 4.THIS IS LOVE / 5.TURNIN' BROWN

SIDE B : 1.FIND THE ANGLE / 2.BERMUDA / 3.UGLY RAMONA / 4.DANNY DIES IN DUBLIN / 5.FAVORITE SONGS

 今日紹介するのは、雑誌「ストレンジ・デイズ」第2号で、杉真理さんが紹介しているアルバムです。杉さんのレビューでは、「ポール・マッカートニーとポール・サイモンとビリー・ジョエルを混ぜ合わせたような人」ということで、A3がポール・マッカートニーみたいな曲で、ポールみたいなシャウトを聴かせてくれるとあります。(詳しくは、ストレンジ・デイズを買って読んでね。(^^))プロデューサーが、ポールとも仕事をしたヒュー・マクラッケンで、ついでにギターも弾いてます。他に有名どころで言えば、トニー・レヴィンがベース弾いてるのと、リチャード・ティーが半分ほどの曲でピアノを弾いています。あと、タイトル曲のサックスはデヴィッド・サンボーンですね。

 では、早速、針を落としてみることにしましょう。まず、タイトルトラックのA1です。....あれっ、これは??完全に杉さんの音ですよね。出だしのアレンジといい、歌い方といい、声質といい、完全に杉さんのサウンドで、もし歌詞が日本語だったなら、杉さんのレコードを間違えてかけたと思うくらいですよ。(^^)タイトルも「STARGAZER」だし、杉さんがこのアルバムをホントに好きだったんだなってことがよくわかりますね。ポールやパイロットのようなメロディーの佳曲です。A2は、ちょっと落ち着いた感じのマイナーの曲で、いかにもリチャード・ティーらしいエレピが印象的です。(パット・マグリンの「FUNKEY MUSIC」って、もしかして、この曲をパクってるのかな?よく似たメロディーです。)さて、問題の((^^;)A3です。ホント、ポール・マッカートニーみたいな感じの曲ですね。サビのところと、ラストのシャウトは、杉さんの言うとおり(伊豆田さんばりに(^^;)ポールしてますよ。ギター・サウンドも耳に覚えのあるパターンです。続くA4は、アコギとエレピにのせて落ち着いたシンプルなメロディーを紡いでいく曲美しいです。ミドル8のあたりは、(エレピのアレンジもそれっぽいのだけど)ビリー・ジョエル風の展開を聴かせてくれます。間奏のイングリッシュ・ホルンとストリングスの音が哀愁を奏でています。A面ラストはポール+10CCみたいな感じの曲ですね。レゲエ・ビートを取り入れています。美しいコーラスの彼方で鳴っているシンセサイザーが印象的です。

 B面に移りましょう。B1は、ちょっとアメリカっぽいアレンジの曲です。(このへんが杉さんのいう「ポール・サイモン」って部分ですね。(^^))でも、メロディーはしっかりポップの伝統を引き継いだものですし、杉さんの曲に似た感じの香りがします。B2は、かなりA.O.R.色の強い曲です。(このアルバムの中では、ちょっと異色の部類になるかもしれませんけどね。)軽快なビートにのった、さわやかなメロディーの曲です。B3は、印象的なドラマティックなピアノの伴奏で始まり、ビリー・ジョエルっぽくなるかと思えば、サビでは完全にポール・マッカートニーになるという曲です。そんな風に曲想の違うパートをつなぐというのは、ポールも大好きなパターンですよね。(^^)B4は、3拍子のアコースティック・ナンバーです。どことなくブリティッシュ・フォークっぽい香りもする曲です。アルバムのラストを飾るのは、ストリングスと、ジョージ・ハリスン風スライド・ギターに導かれて始まる美しいバラード・ナンバーです。スライドギターや、バックのギターのアルペジオの関係で、バッドフィンガーの甘酸っぱい香りが強烈に漂ってきます。アルバムのラストにふさわしい佳曲ですね。(^^)

 ということで、捨て曲のない、よくできたポップ・アルバムだと思います。この人も、きっと、ビートルズにどっぷり浸かって生きてきたんだろうなって思えますよね。(^^)ビートルズやパイロットやバッドフィンガーの好きな人、そして杉さんの好きな人には「絶対のオススメ」のアルバムだと思います。

 < STARGAZER / GORDON MICHALES / US / HORISON / SP-737 >


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