第34回 KASIM / KASIM SULTON

SIDE A : 1.SOMEONE TO LOVE / 2.EVIL / 3.WHITE AND RED / 4.THIS MUST BE LOVE / 5.DON'T BREAK MY HEART

SIDE B : 1.DRIVIN' ME MAD / 2.ROLL THE DICE / 3.JUST A LITTLE BIT / 4.SWEET LITTLE ACCIDENT / 5.ROCK AND ROLL

 今回は、カシム・サルトンのソロ・アルバムです。カシムのことは、ここに来るみなさんならご存知ですよね。そう、トッド・ラングレンのユートピアでベースとヴォーカルやってる彼です。(^^)このアルバムは、彼にとって初めてのソロ・アルバムで、82年に発表されています。

 アルバムは、シングルにもなったA1で幕を開けます。軽快なポップ・チューンですね。(^^)ところどころ入ってくるキーボードは、まるでカーズのグレッグ・ホーキンスです。途中でスローになるところでは、まるでトッド・ラングレンのようなコーラスが聴かれます。ついでに歌詞のほうも「LOVE IS THE ANSWER」ってきますから、おもわず「にやり」ですね。次のA2は、ブルー・オイスター・カルトのようなロック・チューンです。(B.O.C.のバック・ハーマも参加して、「ゴジラ」を彷彿させるリフを弾いてます。)A3は、まるでスパンダー・バレエ+カジャ・グー・グーみたいな感じの曲です。A4は、オーソドックスなアメリカン・ポップ・ロックですね。で、A5はかなりファンキーな感じの曲です。解説の「ポップ・ソウル」というのは、言い得て妙なところです。(^^;たぶん、サックスがマーク・リヴェラ(フォリナーのツアー・メンバー)で、ホーンセクションは、E.W.&F.のホーン・セクションだと思われます。

 B1もまたホーン・セクションの入った曲で、いかにもトッド・ラングレン風の「ポップ・ソウル(^^;」です。B2(邦題は「ダイスをころがせ」(^^;)は、ゲストのロジャー・パウエルのキーボードが印象的なポップ・ロックです。サビのキャッチーなメロディーは、いかにもカシムらしいですよね。ロジャーのキーボード・ソロもキマっています。B3は、ちょっぴりビリー・ジョエルみたいな感じもする珠玉のバラードです。カシムのメロディー・メーカーとヴォーカリストとしての才能がわかる曲です。B4は、リック・デリンジャーの「ハング・オン・スルーピー」にインスパイアされた曲でしょうか。そんな感じのアレンジの弾けるようなポップ・チューンになっています。(そう言えば、カシムはリック・デリンジャーのアルバムにも参加していましたね。)ここでもロジャーのソロが見事です。B5は、曲名通りのポップなロックン・ロールです。どことなくリック・デリンジャーが書きそうな曲にも思えます。

 ということで、非常にバラエティに富んだアルバムと言うことができるでしょう。「ポップ職人」のカシムならではというところでしょうね。(^^)

 カシムは、86年にはトミー・プライスと組んで「プライス&サルトン」を結成し、ポップ・ロック・アルバムを発表するのですが、それについては、いつかまた機会があれば書くことにしましょう。(^^;

 < KASIM / KASIM SULTON / JPN / TOSHIBA / EYS-81484>


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