第32回 SILVER EAGLE / LIMEY

SIDE A : 1.BOTH IN LOVE WITH YOU / 2.DADDY FLEW A SPITFIRE / 3.SILVER EAGLE / 4.GOING HOME (SUNSHINE AVOBE THE CLOUDS) / 5.TOLEDO

SIDE B : 1.THE CRY FROM THE STREET / 2.NINE-TO-FIVE HEROES / 3.THE WOMAN WITH HONEYDEW EYES / 4.DESIREE / 5.LOOKING FOR SUZANNE

 このアルバムは、バーゲンコーナーでジャケ買いしました。シンプルなジャケに惹かれたのがひとつと、ギターでジョン・ナイトブリッジ(ジム・マッカーティーのイリュージョンでギター弾いている彼です。)が参加しているというのがその理由でした。

 だから、最初はクラシカルなプログレ路線じゃないかと思っていたのですが....僕の期待はいい意味で裏切られました。ちょっとプログレっぽい曲もなくはないのですが、全体としては、オーソドックスなブリティッシュ・ポップだったのです。(77年の作品ですし、そのうち「ストレンジ・デイズ」のニッチ・ポップのコーナーに取り上げられるかもしれませんね。(^^;)

 アルバムにはバラエティ豊かな楽曲が詰め込まれています。決して派手ではないし、地味な曲が続くのですけど、ブリティッシュの伝統味あふれた、いぶし銀の仕上がりです。チェンバロとストリングスを使い、クラシカルでちょっとプログレ風味のA1、バッド・カンパニーにオルガンを加えたという趣のロックン・ロールのA2、軽快なアコギの刻みがいい味を出しているタイトル曲のA3、またまたストリングスをフィーチャーしたバラードのA4、ストリングスとアコギで盛り上げ、どこかストローブスっぽい雰囲気もあるA5と、A面を聴いただけでも、ブリティッシュ・ロックのエッセンスが詰まっていますよ。(^^)

 B面に移っても、壮大なバラード(なんか、イタリアのバンドみたいです)のB1、典型的なブリティッシュ・ポップのB2(途中に10cc的な展開もあります)、エレピにストリングスを被せたバラードのB3、またちょっとストローブスっぽいロック・ナンバーのB4、ツインリードが印象的なロックンロール・ナンバーのB5と、やはり変幻自在の音を聴かせてくれます。全体的に、ストリングスの使用が目立つ曲が多いのですが、よくできたブリティッシュ・ポップ・アルバムですよ。(^^)

 ほぼ同じ時期に入手したショートウェーヴバンドが(「ストレンジデイズ」で絶賛していたので期待していたのですが)イマイチだったため、よけいにこのアルバムの良さを感じます。やっぱり、僕にとっては、ヴォーカルの声質というものが大きなファクターになっているんだなと、再確認いたしました。(^^)ホント、渋いですよね、これ。

 < SILVER EAGLE / LIMEY / UK / RCA / PL-25032>


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