第31回 THE SECRET / THE SECRET

SIDE A : 1.SATELLITE / 2.GOING DOWN AGAIN / 3.HOTEL CARABINORS / 4.

WHAT IS WRONG / 5.SICK AND TIRED / 6.I DON'T WANNA GO OUT THERE

SIDE B : 1.MODERN ART / 2.NIGHT AFTER NIGHT / 3.FALLEN FOR AN ANGEL / 4.ANOTHER COLD NIGHT IN GERMANY / 5.I'M ALIVE / 6.LUCKY LIZARD

 シークレットは、ポリスやジョー・ジャクソンと同じ時期に、同じA&Mレーベルからデビューしました。コンピレーション・アルバムの「ノー・ウェーヴ」にもA2が収められていて、僕はそれで彼等のことを知ったのです。

 A2での彼等は、毒々しいヴォーカル(スパークスなどの影響が感じられます)を、ひたすらポップなサウンドにのせて聴かせてくれました。それは、ポリスはともかく(スティングのあの声は、凄い衝撃でしたからね)、ジョ−・ジャクソンよりも強烈な印象を残してくれました。でも、音楽的な好みの問題もあり、「ノー・ウェーヴ」収録アーティストのアルバムを買ったのはポリスとジョー・ジャクソンの2枚だけでしたけどね。(スクイーズが入っていたかどうか忘れましたが、僕がスクイーズのアルバムを買ったのは、サードが最初です。)シークレットはその後、日本では何の話題にもならずに消えていきました。セカンドが出たという話も聞かないし、イギリスではどうだったのでしょう?

 それから10年以上たったある日、僕はある中古レコードショップで、このアルバムに遭遇しました。500円均一コーナーの片隅にあったこのアルバムを手にしたとき、印象的なジャケ(しかし、なんという服装センスでしょうか)と共に、はじめてA2を聴いた時の印象が蘇りました。で、すかさず購入を決めたのです。

 家に帰ってアルバムに針を落とすと、チープなポップ・サウンドに、毒々しいヴォーカルという彼等の世界が目の前に広がりました。でも、残念ながら、A2を越える曲には出会えませんでした。(^^;そんなわけで、これも1曲のために手放さないアルバムのひとつとなりました。アルバム自体のできは芳しくありませんが、A2の間奏のチープなキーボードとポップなコーラスのカッコ良さは、今でも変わりはありません。

 ある意味では、彼等も(パンク・ロックが生まれてきたという)あの時代だからこそ輝くことができたバンドのひとつだったのかも知れませんけどね。

 < THE SECRET / THE SECRET / JPN / A&M / AMP-6060>


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