第17回 Rock'n Roll / Kenichi Kurosawa 

 1.Rock'n Roll / 2.The Ugly Thing / 3.Whenever You're Ready /4.Didn't Want To Have To Do It

 このところ、ちょっと日本モノが続きますね。今回は、LRの黒沢クンのCDシングルです。タイトル曲は自作で、後は洋楽のカバーになっています。でも、レコードコレクター....もとい、音楽コレクターとしても有名な黒沢クンのことですから、カバー曲の選び方がちと違うのです。ブリンズリー・シュワルツ、ゾンビーズ、ラヴィン・スプーンフルと、ブリンズリー以外のふたつはメジャーなアーティストなのですが、選曲がちょっと渋いですよね。

1.Rock'n Roll

 美しいピアノの音が印象的な6/8拍子の曲です。こういうピアノのフレーズを聴くと、僕は第一にジョン・ホウケン(ナッシュビル・ティーンズ→ストローブス→ルネッサンス→イリュージョン)を思い出します。タイトルのロックン・ロールというイメージではないけれど、カッコいい曲ですね。

2.The Ugly Thing

 ブリンズリー・シュワルツの曲のカバーです。曲を作ったのはニック先生で、ブリンズリーのラスト・アルバムに収められています。もともと、ビートルズを意識したサウンドの曲だったのですが、黒沢クンも、オリジナルに忠実なアレンジをしています。でも、さすがにオリジナルの昔の録音に比べたら、遙かにいいサウンドになっています。

 この曲ですが、エルビス・コステロに(ちょっとアップ・テンポになってますけれど)素敵なカバー・ヴァージョンがあります。コステロヴァージョンも最高だったけど、このヴァージョンも負けていないと思いますよ。まあ、一番はニック先生の作曲センスということでしょうけどね。(^^)

3.Whenever You're Ready

 実は、この曲が入っているのを見て、このCDSを買うことを決めたのです。一応、ゾンビーズのヒット曲ではありますが、もっと有名な曲もある中でのこの選曲には、ちょっと「にやっ」としてしまいました。(ゾンビーズの曲の中では、僕の特に好きな曲でしたから。)

 ゾンビーズと言えば、日本では、「シーズ・ノット・ゼア」とか、「テル・ハー・ノー」とか、「ふたりのシーズン」とかが有名ですし、一番ヒットしたのはカーナビーツのカバーで「好きさ好きさ好きさ」(ゾンビーズのシングルでは、「WHENEVER YOU'RE READY / I LOVE YOU」ということで、B面でした。)でしょう。でも、この曲は、「ポップ」性という部分ではピカイチなのです。(^^)これも、やはりオリジナルに忠実な演奏です。エレピの音が心地よいです。

4.Didn't Want To Have To Do It

 ラヴィン・スプーンフルの曲の中でも、地味で渋い部類の曲です。オリジナルは録音が古いこともあり、ちょっとこもって割れた音だった(僕の持っているCDだけかな?)のですが、ここではクリアなサウンドで聴くことができます。(個人的には、オリジナルよりもこっちのほうがお気に入りです。)静かに流れる素敵なメロディーをお楽しみください。

 ということで、短い(CDSだから当然ですね。(^^;)けど、素敵なCDです。なんか、黒沢クンのルーツの一部が垣間見れるようで、面白いですね。


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