第16回 ザ・スパイダース アルバム NO.1 + NO.2 

 1.フリ・フリ'66/2.ノー・ノー・ボーイ/3.リトル・ロビー/4.ビター・フォー・マイ・テイスト/5.ロビー・ロビー/6.ミスター・モンキー/7.ヘイ・ボーイ/8.ワンス・アゲイン/9.落ちる涙/10.ラッキー・レイン/11.しずかに/12.ゴー・ゴー/13.ミッシェル/14.恋を抱きしめよう/15.イエスタデイ/16.恋のアドバイス/17.悲しみはぶっとばせ/18.ツイスト・アンド・シャウト/19.悲しき願い/20.アラウンド・アンド・アラウンド/21.朝日のない街/22.500マイル/23.シンキング・オブ・ユー・ベイビー/24.ジョニー・B・グッド

 さて、今回は日本のGSです。先日、とうとうスパイダースの全オリジナル・アルバムがCD化されたことは、小耳にはさんだ人もいるかも知れません。その筋の人たちの間では、ちょっとした話題になっています。僕の最初のアイドルはショーケン(テンプターズ)だったのですが、スパイダースもテンプターズの次に聴いていました。と言っても、僕も当時は小学生でしたから、二月分のこづかいを使ってテンプターズのシングルを買うのがやっとで、アルバムとか他のGSまではとてもとても手が回りませんでしたけれど。(ですから、本格的にスパイダースを聴いたのは、中学に入ってベスト盤のLPを買ってからです。)

 スパイダースはたくさんのアルバムを作っていますが、特に素晴らしい(と思う)のが、ファーストアルバムです。CDでは、セカンドアルバムとの「2イン1」になっています。セカンドが、全曲カバー(半分はビートルズ)なのに比べ、ファーストでは1曲(アルビノーニのアダージォに歌詞をつけたM11)を除き、オリジナル作品ばかりなのです。カバー曲は、1曲も入っていないのです。66年の発売(ちなみに、僕は7才でした)ということを考えると、驚くべきことです。セカンドのカバー曲集もなかなかのもの(特に、「アラウンド・アンド・アラウンド」あたりは最高です。でも、井上順のミッシェルは....??)ですけれど、やはり、オリジナル曲の魅力には負けてますね。

 デビュー曲の英詩版のM1、ビートルズのパクリと言われながらも、名作のM2、泣けるメロディーのM4,M1と同じリズムを使ったM5,個人的にはベスト・トラックと思っているM7(間奏の大野さんのオルガン・ソロは凄すぎます。)、やはり大野さんのオルガンがカッコイイM8,井上さんのギターと大野さんのオルガンが光るM9などなど、今聴いても本当にカッコイイのです。サウンド面では、全編を通して大野さんのキーボードの貢献度が目立ちます。一説によると、当時のGSのステージで、アニマルズの「朝日のあたる家」のオルガンソロを完璧に弾きこなせたのは、大野さんだけだったという話を聞いたこともあります。僕の年代では「太陽にほえろ!」の音楽の仕事のほうが有名ですけれど、昔から凄い人だったんですね。(^^)

 ということで、今回はいつもとはちょっと変わったCDの紹介でした。


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。