第14回 REVOLUTION NO.9 / THE GOODBYE 

 1.Sunrise〜XYZ / 2.Hong Kong Blues / 3.WILD LIFE / 4.PSYCHO RAIN / 5.Stay Tune / 6.Hey,Girl / 7.Non-No Baby / 8.〜Mirror / 9.〜光の国 / 10.Windy People〜パレード(TAKE OFF) / 11.Forever Friends

 このコーナー2回目の日本人アーティストです。今回は、意外なところでTHE GOOD-BYEです。THE GOOD-BYEと言えば、若い方は知らないかもしれませんが(まあ、このHPに来ている人は知ってると思うけどね(^^;)、あの野村義男クン(そう、「たのきんトリオ」のヨッチャンです。)のいたバンドなのです。

 ヨッチャンは、アイドルとしての認識が一般的だったのだけど、もともとバンド嗜好の強い人で、ソロデビューよりはバンドを選んだというような記事を読んだ「遠い」記憶があります。(^^;まあ、ビートルズとかあのへんの音が大好きだというのは有名な話ですし、THE GOOD-BYEの後には、ビートルズのカバーバンド(それもアコースティックで)なんか組んだりしてました。また、昔、日本コロンビアから出たGSのトリビュートCD「GS I LOVE YOU」では、「ブラック・サンド・ビーチ」を加山雄三ばり&ギンギンハードロックギターで聴かせてくれます。そう言えば、ハードロックっぽいギターも好きな人でしたね。(洋楽で言えば、さしずめ LEA HART というところでしょうか。ポップ→ロックという流れも似ているような気がします。ちなみに、「POPな」LEA HARTも、僕の好きなアーティストのひとりです。)

 ちょっと前置きが長くなったんですけど、僕も初期のTHE GOOD-BYEは、まともに聴いていませんでした。TVで時々見て、ビートルズやバッドフィンガーみたいな曲を演ってるなという印象くらいでした。でも、87年に、マージービートのカバー中心のミニアルバム「SHOUT!」を出して、その中の「HOW DO YOU DO IT?」が、モロにビートルズのヴァージョンの完コピだったりしたころから、ちょっと気になり始めました。シングル「マージービートで抱きしめたい」のジャケなんて、凄かったものね。(^^)

 で、このアルバムですけど、タイトルから考えると、9枚目のアルバムになるのでしょうか?(ディスコグラフィーなんてわからないです〜。)ビートルズに影響を受けた(というか、ビートルズをあちこちに散りばめた)音作りの、結構良くできたポップ・ロック・アルバムになっています。静かに始まりながら、一転、弾けるポップ・チューンに変わる1曲目も、前後に飛行機のSEが入って「BACK IN THE U.S.S.R.」してる2曲目も、「I AM THE WALRUS」風のイメージも匂う4曲目も、後期ビートルズ風(というか、ほとんどTULIPかな?)の8曲目も、そこはかとなくビートルズなのです。また、オールディーズ風のアレンジで、Aメロは「ダイズをころがせ」みたいな6曲目(唄は下手だけどね→ヨッチャンでもヤッチンでもないみたいだけど)とか、アメリカン・ロックの7曲目とか、良く出来た曲が並んでいます。ベースラインとコーラスワークの見事な9曲目は、僕のお気に入りです。(^^)でもね、シングルになった3曲目だけは、ハードロックっぽいアプローチなんですよ。きっと、ヨッチャンの趣味を強く出したんでしょうね。

 ちなみに、グッバイのアルバムを聴いていると、「ポップ&ビートルズ風のグッバイ」は曽我泰久クン(ヤッチン)の持ち味で、野村義男くんの持ち味は「ハードロック&チャー風のグッバイ」というところにあることがわかります。僕も自分なりの選曲でグッバイのベストのMDを作ったのですが、ヤッチンの曲がかなり多く入っていますよ。(^^)

 ということで、もし、中古屋さんで遭遇したなら、THE GOOD-BYEだからという先入観を捨てて、買ってみてくださいね。(そんなに売れてないだろうから、なかなかないかも知れないけど、あったらきっと安いと思うしね。(^^;)素敵なポップ・アルバムが楽しめますよ。

< REVOLUTION NO.9 / THE GOOD BYE / VICTOR / VDR-1657 / JPN>


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。