第12回 PROOF:VERY BEST OF THE KNACK 

 1.MY SHARONA / 2.YOUR NUMBER OR YOUR NAME / 3.THAT'S WHAT THE LITTLE GIRLS DO / 4.GOOD GIRLS DON'T / 5.BABY TALKS DIRTY / 6.CAN'T PUT A PRICE ON LOVE / 7.THE HARD WAY / 8.HOW CAN LOVE HURT SO MUCH / 9.ANOTHER LOUSY DAY IN PARADAISE / 10.PAY THE DEVIL / 11.JUST WAIT AND SEE / 12.ROCKET O'LOVE / 13.SHE SAYS / 14.THAT THING YOU DO! / 15.TEACHER TEACHER / 16.I KNEW THE BRIDE

 最近発売されたナックのベスト盤です。何故今更と思われる方もいると思いますけれど、ボーナストラックのM13-M16にご注目ください。とは言え、最後の2曲だけなのですけれどね。(^^;この2曲、曲名に見覚えありませんか?このHPに来られて、このコーナーをご覧のみなさんの中には、知っている人も多いと思いますが、M15がロック・パイルの、M16がデイヴ・エドモンズ(というか、実質はロックパイル)のカバーなのです。というわけで、このCD紹介コーナーにもしっかり載せちゃったりしたのです。(^^)

 ナックと言えば、M1の大ヒットで有名ですよね。日本では「80年代のビートルズ」というコピーがついたりしました。でも、やっぱり印象的なリズムの「マイ・シャローナ」だけの一発屋というのが、ほとんどの人の印象だと思います。でも、スマッシュヒットのM4でもわかる通り、ポップなロックンロールが彼らの持ち味でした。ですから、ロックパイルのカバーというのも、十分に頷ける選曲なのです。

 M1はやっぱり懐かしいですね。パワーのある曲です。M2はM4同様に、軽いポップなロックンロールですね。3では、よりポップな味を前面に出しています。でも、2枚目のアルバムに入っているM5になると、M1と同じ構成で、ヤナギの下のドジョウをねらったものという感じですね。セールス的にも、ファーストとは比べものにならないほど悪かったと記憶しています。ただ、バラードのM8は、必聴の名曲ですし、キンクスのカバーのM7もカッコイイですよ。

 そして3枚目のアルバムになると、もう完全にセールスからは見放され、日本でもアメリカでも「過去の人」扱いでした。でも、シングルになったバッドフィンガー風のバラードのM10や、アップテンポのM9、M11を聴けばわかるように、ポップな持ち味は健在ですし、楽曲自体も悪くありません。M11なんて、良くできた曲だし、最高に楽しませてくれますよ。でも、商業的には完全に失敗し、彼らはしばらくの間沈黙を守ることになるのです。

 90年代に入って、突然、4枚目のアルバムが発表されます。こではM12が入っています。ビートルズやバッドフィンガーと言うよりは、ラズベリーズみたいな曲ですね。ハードなロック・ナンバーです。しかし、このアルバムも、またまた商業的には全く話題に上りませんでした。

 その後のナックの新録としては、96年のバッドフィンガー・トリビュート・アルバムで「嵐の恋」をカバーしたくらいでした。でも、このカバー・ヴァージョンは原曲に忠実なものの、ナックの持ち味を生かした素晴らしいできになっています。

 そして、このベスト盤用に4曲。M13は、ちょっとカントリー風味だけど、エリック・カルメン風のバラードです。M14は、オールディーズの香もするメロディーをビートルズ風に仕上げています。これぞ、ナックの音という感じですね。こういう音が一番安心できますね。

 M15はロックパイル(ところで、オリジナルは誰なの?)のカバーです。ロック・パイルのヴァージョンに比較的忠実な演奏です。(唄い方もニック先生みたいです。)M16も実質ロック・パイルのカバーですし、最高のできでもあります。作曲者のニック先生もポップなロックンロールが持ち味でしたので、ナックに合っているということでしょうね。

 ということで、ポップ・ロックが好きな人は、是非聴いてみてくださいね。

< PROOF:VERY BEST OF THE KNACK / RHINO / R2-75285 / U.S.>


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