第10回 FUTURE STREET / PAGES 

 1.I DO BELIEVE IN YOU / 2.THE SAILOR'S SONG / 3.TAKE MY HEART AWAY / 4.FUTURE STREET / 5.WHO'S RIGHT, WHO'S WRONG / 6.CHEMISTRY / 7.TWO PEOPLE / 8.KEEP ON MOVIN'

 今日はPAGESのアルバムです。PAGESと言ってもわからない人もいるかもしれませんね。でも、メンバーのリチャード・ペイジとスティーヴン・ジョージは、後にミスター・ミスターで大ブレイクしました。「ブロークン・ウイングス」とか「キリエ」とかのヒット曲を覚えている人もいるんじゃないかと思います。

 PAGESですが、78年にEPICからデビューしました。(見たらわかると思いますが、バンド名もリチャード・ペイジの名前からとられています。)EPIC時代は5人組のバンドでした。この「FUTURE STREET」は、そのメンバーで79年に出したセカンド・アルバムです。でも、EPICからはこれが最後でした。81年にはEMIに移籍して、リチャードとスティーヴンのデュオ・プロジェクトとしてサードアルバム「PAGES」を発表しました。(「PAGES」には、ジェフ・ポーカロとかジェイ・グレイドンたちが参加しており、今でもA.O.R.の名盤として定評を得ています。)

 バンドとしてのリリースになるこのアルバムですが、アメリカも「アリバイ」でカバーした名曲M1で始まります。僕は、アメリカのほうのテイクを先に知っていたのですが、いかにもアメリカっぱい曲だったので、クレジットを見るまで、他人の曲とは思っていませんでした。(^^; ロックっぽいアレンジも、甘酸っぱいメロディーも、文句のつけようのない名曲です。ペイジズのオリジナル・ヴァージョンは、アメリカのヴァージョンよりも、ややロック色の強いできになっています。

 M2からは、いかにもA.O.R.っぽい曲が並びます。マイケル・マクドナルドも真っ青のキーボードの刻みとギター・ソロ(ハーモニー・ツインもあります)のカッコいいM2、ポール・マッカートニーを彷彿させる出だしと、間奏のアコギのソロが印象的な珠玉のバラードM3、スティーリー・ダンを彷彿させるアップテンポのM4、ケニー・ロギンスとのこらボレーションによる名バラードのM5(ケニー・ロギンスも「キープ・ザ・ファイアー」で唄っていますし、フォー・トップスとかアル・ジャロウ&ランディー・クロフォードとか、カバー・バージョンも多くあります。)....等々、本当に粒揃いのアルバムなのです。(ちなみに、僕の一番のお気に入りは、一番A.O.R.っぽくない音のM1だったりしますけどね。)

 なお、このアルバムのプロデュースは、元B.S.&T.(「スピニング・ホイール」とか知ってます?)のドラマーのボビー・コロンビーです。

 まあ、僕が書かなくても、ペイジズはA.O.R.ファンの間では伝説のバンドのひとつですから、もしかしたら「知ってる人は知ってるよ!」と怒られるかもしれませんね。でも、知ってる人はもちろん、知らない人も、このアルバムと「PAGES」は必聴モノですよ。(^^)

<FUTURE STREET / PAGES / EPIC / 465572-2 / U.S.>


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