第16回 ブリンズリーのブートCD

 今日、なじみの店でブリンズリーの新しいブートCDに遭遇しました。ニック先生名義のものほどではないにしろ、ロックパイルのブートに比べると、ブリンズリー(だけの)名義のブートCDは少ないですから、嬉しいことではあります。(^^)タイトルは「SURRENDER TO THE RHYTHM」ということで、EMIから出ている正規盤ベストCDと同名です。(ちょっとまぎらわしいですね。)ジャケットは「NEW FAVOURITES OF 〜」のジャケットから加工したものですね。内容は、幻のラストアルバムの「IT'S ALL OVER NOW」を全曲(11曲)と、ラスト・ツアーの音源から4曲、73年のBBC音源から5曲という内容です。

 「IT'S ALL OVER NOW」は、このHPの第2回にも書いたように、ニック先生とイアン・ゴムの書いた曲は、どれもステキなのです。(曲目は第2回を見てくださいね。)で、「恋するふたり」のほのぼのヴァージョンも聴けるというオイシイアルバムなのです。ここの音源は、もしかしたら「IT'S ALL OVER NOW」のパイレートじゃないかな?と思ったんですが、音質がこもり気味でモコモコしているので違うようですね。音質面では、遙かに劣ります。まあ、「IT'S ALL OVER NOW」のCDはあまり見かけない(見つけたら、後悔する前に即買ってくださいね。(^^))ので、まだ聴いたことがない人には代替品としての存在価値はあるかもしれません。

 で、このCDの「売り」になるであろうラスト・ツアーの音源です。「SAVE THE LAST DANCE FOR ME」「CRUEL TO BE KIND」「LOVE GOES ON」「TRY TO REMEMBER」の4曲ですが、テープのヒスノイズの目立つモノラル録音で、こもりもあり、とても「いい音」とは言えません。でも、演奏そのものはなかなかのものです。特に、「恋するふたり」のブリンズリーでのライヴなんて、嬉しいじゃないですか。(^^)僕は、75年のWARWICK大学でのライヴのテープを持っていますが、きっと、同じツアーでの音源(もしかしたら「そのもの」かも)でしょう。

 73年のBBC音源の5曲ですが、「30 POUNDER」「HOOKED ON LOVE」「IT'S BEEN SO LONG」「WHT DO WE HURT THE ONES WE LOVE?」「I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME」ということで、昔出たブートCD「UNKNOWN NUMBERS」に収録されているものと同じです。ここの部分は音質もかなりいいですよ。「UNKNOWN NUMBERS」よりもマスタリングのレベルがちょっと高いぶん、迫力のある音になっているかなと感じます。まあ、「UNKNOWN NUMBERS」のほうは、71,72,73年と、3年分の音源が入っていますので、そっちを持っていたら必要ないものではありますけどね。(^^;

 ということで、ラスト・ツアーの(決して「いい音」とは言えない)音源をどう評価するかというところが、このブートCDの評価の分かれ目となるでしょう。とりあえず、「IT'S ALL OVER NOW」も「UNKNOWN NUMBERS」も持っていない人はとりあえず「買い」でしょうね。(^^)

 < BRINSLAY SCHWARZ / SURRENDER TO THE RHYTHM / TDR-058 / BOOT / ??>