第58回 Whatever Happened To Fun...

 さて、前回の更新が11月のカイルの来日公演に向けてのことになりますから、本当に久々の更新となります。最新の記事がこのアルバムと「C-Sides」の情報でしたので、長いお休みを頂いたことになります。

本来ならば、11月末のカイルのライヴには同行してギターとコーラスを務める予定になっていたのですが、直前に胸椎捻挫で寝込み(結局、2週間ほど寝込みまして、未だに痛みは完全には退いていませんが)、それは叶いませんでした。そんなわけで、このHPでもファン・ブログでも、いつものようにライヴの様子やカイルのオフ・ステージの様子をお伝えできなくて申し訳ありませんでした。

その後、今年に入ってからは今度は急性出血性十二指腸潰瘍で2週間ほど入院してしまい、その後の静養も含めて、本当に長いお休みになってしまいました。(^^;

キャンディの25周年記念エディションのCDについては、実は、一昨年(2009年11月)の来日時にカイルから初めて聞いたんですよ。「来年はキャンディの25周年にあたるので、25周年エディションのCDについてレーベルにアイデアを言ってるんだ」と。それを聞いた時、本当にビッグなニュースだと思いましたし、是非実現してほしいと思いましたが、レーベル自体が巨大化している(マーキュリー→ユニバーサル)こともあり、カイルもなかなか難しそうだとも言っていたんです。

結局のところ、ユニバーサルを通してのCD化は実現しませんでした。カイルは、「そうなった場合は自分でリリースする」と始めから言っていたんですけど、カイルはその言葉通りに自分でCDRの形でリリースしてくれたんです。

内容的には、「Whatever Happened To Fun...」全曲に、7曲のライヴ・音源をボーナストラックとして加えたものになりました。傑作アルバムのリマスターに全盛期のライヴ音源ですから、内容は最高以外の何物でもありません。アルバム全曲はカイルの手でリマスターされ、ライヴ音源もカイルの手でマスターが作られました。

僕は話を聞いてからずっと、このCDはカイルのレーベルで作るんだろうなと思っていました。ところが、来日の話が進む中で、今回のキャンディのアルバムは来日記念としてリリースしたいので、いつものように僕にジャケットを作ってくれと言われたのです。これまで制作してきた来日記念盤の紙ジャケ仕様がカイルのお気に入りだ、というのがその理由です。(^^)

ジャケットのデザインもカイルにより為されました。本当にシンプルですけど趣のあるジャケットだと思います。実は、裏ジャケには2つのヴァージョンがあって、ひとつはレコードジャケットを使ったもので、もうひとつはキャンディのライヴ写真を使ったものでした。そのどちらを使うかについては僕に任されたのですが、ライヴの写真がイマイチぼけた写りでしたので、前者をチョイスすることとなりました。オリジナルに敬意を表するという意味でも、その選択は間違っていなかったと思っていますけどね。

さらに、CDR本体の制作も僕に任されることとなりました。制作枚数は300枚です。カイルのライヴに間に合うように、仕事から帰った僕の日課は、カイルから送られてきたマスター・ディスクからCDRを焼くことでした。カイルは盤面のデザインまではしなかったので、盤面のデザインは、オリジナルのロゴを入れて僕が勝手に作りました。カイルは気に入ってくれたようですけどね。(^^)

来日記念CDR制作で一番面倒なのは紙ジャケの組み立てだったんですが、仲間達の助けを借りて、カイルの来日の10日前ほどに300枚のCDRが無事に完成しました。そのうちの40枚はネットを通して通信販売して、残りは会場で売って、さらに残ったものをカイルがアメリカに持って帰ることになっていました。最終的にはカイルのスーツケースに入りきらなかった17枚が通販用に追加されましたけどね。(笑)

そんな風にして、このCDRは完成したんですよ。内容的には文句なしのパワー・ポップ・アルバムですし、ボーナスのライヴ・トラックも(マスターテープにあったヒスノイズが残ってはいるものの)考え得る最高の音質になっていますので、買ってくれた人は満足してくれたのではないかと思います。

ネットでの通販分も早々と完売し、カイルの手持ちも現在はほとんど残っていないとのことですので、ファンも待ちわびていたんでしょうね。(^^)買いそびれた人には申し訳ありませんが、カイルからの本当に素敵なプレゼントだったと思います。

なお、念のために明記しておきますが、今回も、僕は材料費の実費のみを貰って、収益部分はすべてカイルのほうに渡っていますので誤解なきようにお願いします。(笑)

では、また次回に。


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