第39回 カイルin尼崎

 さて、仕事が多忙だったので、更新が遅れてすみません。今回は最終回の尼崎編ですね。

カイルの宿題で Let's Pretend のコードを調べた僕は、翌日の午前の新幹線で(宿のある)神戸に向かいます。ギター2本とグッズ満載のキャリングケースに、今回は宿泊用の荷物とパソコンが加わります。本当に大荷物ですね。(笑)
幸いなことに、すべての駅で幅の広い有人改札を通していただいて、一路新神戸へ。新神戸駅で荷物を抱えて降りると、シティーループバスに乗り換えです。ところが、シティループはノンステップバスではないので乗るのが大変です。最も、カイルたちの待つバスセンターでバスを降りるときは、それ以上に大変でした(カイルのマイスペの写真参照)けどね。(^^;

まずは、荷物を持ってホテルに向かいます。カイルは前日から泊まっているのだけど、僕たちは一泊です。チェックイン時間まで時間があるので、とりあえずカイルの部屋に荷物を置きました。で、昼食までの時間に件の Let's Pretendのキーの確認です。最初はFで鳴らしましたが、サビのところを2回ほど歌った結果、Ebに落ち着きました。この曲の練習はこれで終わり。ほとんどぶっつけ本番ですよ。(笑)

食事の前に、カイルにも宿題を渡します。(1)前回の来日に関わった中心人物のみなさまへのサインとメッセージ、(2)esq(三谷さん)へのメッセージとサインの入ったCDRを僕が広島に帰るまでに書いてくれることとなりました。(三谷さんには、先日、カイルと同じ楽座さんであったライヴの後に、カイルのことをお話しして、手渡しました。(^^))
この日のお昼は豆腐料理でした。できあがったばかりの豆腐を手にしたカイルの嬉しそうなこと。しっかりと食べた後、カイルは兎の形のあぶらとり紙を買いました。

それから、三宮での買い物です。買い物の途中で、カイルは電気屋さんのビデオカメラの映像に大喜びで、しっかり写真を撮っていました。そういえば、エスカレーターの下の床に寝っ転がった写真も撮りましたね(どちらもマイスペ参照)。三宮でも、お茶を試飲してから購入します。(通算で何杯飲んだかなぁ?)最後に、楽器屋にギタースタンドを買いに行きます。今日の会場にはギタースタンドがないのです。一番安いやつをふたつ買おうとしたのですが、ここではカイルが買ってくれました。(^^)

夕方になったので、いったんホテルに帰ることにしました。サンチカを歩いていると、人にぶつかりそうになったカイルが「すみません」とひと言。カイルが「すみません」は日本で一番役に立つ言葉だと言うので、僕はそれと「どうも」もだねと返します。2年前の広島で一瞬歌った「スミマセン」の話になったところで、僕がふと思いつきました。
「ねえ、カイル、S・U・MIM〜ってのはどう?」当然、サタデイナイトの替え歌です。カイルが音割りを確かめて「それいいね。やろう!」ということで、演奏決定!...本番まで3時間もないよぉ、カイルぅ..(爆)

それからみんなに尼崎に向かいます。電車の中でカイルが一言。「あっ、日本語MCの原稿忘れた......また書いてくれる?」。....はいはい、いつものことだから、しゃーないね、カイル。(笑)ということで、電車の中で、僕は一生懸命MCのローマ字を書いているし、隣のカイルは一生懸命「スミマセン」の歌詞を書いているし....。端から見たら、どんな風に見えたでしょうか??
 そうこうするうちに会場に到着。会場のMクアトロは、大きくはないのですが、なかなか洒落た雰囲気のお店でした。もともとジャズやシャンソン中心のお店なので、ピアノもグランドピアノです。これにはカイルも大喜びでした。ただ、演奏するスペースが狭いので、セッティングには苦労しました。僕は斜め45°くらいの角度で座ってちょうどいい感じです。リハーサルもほとんどできないまま、開場となりました。地元のすみこさんを始め、前回の来日でお世話になった方々も、次々にいらっしゃいます。先月のマイク・ヴィオラのライヴで一緒だった方々とも再会しました。

ライヴの後でわかったのですが、この日のライヴには会場の近くに住んでいらっしゃるesqのファンの方が来てくださっていたのです。僕がLet's Pretendの話とかをesqのファン・サイトの掲示板に書き込んでいたのを読まれて、そのサイトマスターさんにカイルのことを訊き、家が近いからと、カイルの曲を聴きに来てくださったんだそうです。これも人と人とのつながりの賜物なんだなぁ..と、感慨を覚えました。Mさん、Tさん、ありがとね。(^^)

定刻よりも遅れてしまいましたが、ライヴのスタートです。セットリストは、だいたい同じ感じで進んでいきます。1曲目はIt's Gonna Be A Great Day。やはり、グランドピアノの音は違いますね。カイルも嬉しそうです。

演奏は、Our Song、Where You Areと続いていきます。そして、次はギターに持ち替えてSierraです。このあたりの曲順は、広島と同じですね。このSierraのアレンジには、長年のファンのすみこさんも感心されたとのことでした。(^^)

そして、僕の出番です。とは言え、会場が狭いので、隅っこの椅子からひとつ中央に寄っただけなんですけどね(笑)。後にビデオを見てわかったんですが、先述したように僕の身体は斜めに向いているので、フィンガーボードに目がいくと、マイクの位置関係で自分の声が入りにくくなります。できるだけマイクに向かおうとは思うのだけど、やはり指先を見たときにはマイクから離れていたようですね。Arianneでは、自分の周りが少し狭くて足が辛かったのだけど、次のWake Me Up の頃にはそれにも慣れてきました。(^^)もともとアドリブで弾いていたので、ここでは広島とは違った形でのソロとコーラスになりました。

僕の出番も終わり、カイルのソロが続きます。名曲Until Love Comes Again も、グランドピアノだと響きが違いますね。Lonely World では、ラストに It's Too Late を入れて、ファンサービスというところでしょうか。「カラオケカイル」で聴けなかった曲だけに、僕も思わずにんまりしてしまいました。(^^)

そして、「カラオケカイル」です。結局、今回は3ステージともSatellite とIn Another Life の2曲ということになりました。In Another Life では、カイルが客席をまわっていきます。女性ファンの真ん前で目を見つめながら歌ったり、さすがに熟女キラー(失礼!)....じゃなかった、広島会場以上にサービス精神満点です。(笑)

ここで、いつもより早く僕が呼ばれました。そう、主催者のひとりのtomokoさんのための選曲で、サプライズのLet's Pretend。福山でも広島でも演奏しなかった(というか、三谷さんのヴァージョンのCDRが僕の車になかったら、セットリストに入りもしなかったかもしれない)曲です。僕がギターを弾いて、カイルはヴォーカルだけの曲なので、ちょっと緊張...は別にしてなかったかな?...と日記には書いておこう。(笑)チューニングの狂いを直して(直しきれていなかったけど(^^;))、曲を始めます。ヴァースのところやコーラスはぶっつけ本番でしたので、「もっと時間があったらもう少し多くコーラスを入れられたのに」という思いはありますが、それなりにいい感じの演奏じゃないかと思います。内緒だったから、びっくりしたでしょ、tomokoさん。(^^)

そして、サプライズ第2弾のSumimasen (Saturday Night) です。リハもなしの正真正銘のぶっつけ本番でした。でもね、さすが関西圏だけあって、イントロのかけ声から笑い声が出て、みんな大ウケだったと思います。僕も(ギター1本なのに)リフとかも弾きましたけどね。

カイルがピアノに戻り、場の雰囲気も変えてSakura Lullaby に移ります。何度聞いても名曲ですよね。こんな曲をプレゼントしてもらった日本のカイル・ファンであることを幸せに思わないといけないねって感じますよね。

さて、カイルがギターに持ち替えて、キャンディーのお話しに移ります。そう、Whatever Happened to Fun です。この日の会場には、キャンディ時代からのファンの人が多く来ていらっしゃって、曲が始まるやいなやキャンディのレコード持って大喝采です。(笑)カイルもノリノリで、僕もミスが極端に少なくて、広島でのPetals Of Peaceに続いて、素晴らしい出来の演奏となったと思います。(自分で言うのもおこがましいのですが、一応、すみこさんからのお墨付きはいただきました。(笑))それにしても、リフを弾きながらコーラスを歌うのって、やっぱり大変でしたよ〜。

ラストナンバーです。Petals of Peace カイルも気持ちが入っていて、熱唱って感じでしたね。広島ほどの深みと完成度はなかったとは思いますが、最後の二人のコーラスの所は迫力があったんじゃないかな?って思います。カイルの唄に触発されて、僕も声を(音程を外さない程度にですが)張り上げちゃったものね。(爆)

拍手の鳴り止まぬまま、アンコールです。曲の前に、カイルから重大発表がありました。ニュー・アルバムが2月12日にリリースされるという話の後に、日本向け(というか、会場に来てくださった方々向け)のダウンロード用ボーナストラックの話です。Sakura Lullaby には僕の書いた日本語詩があるということは前にも書きましたが、カイルのオリジナル・カラオケを使って僕が日本語詩で歌い、それをカイルがミキシングしたテイクを、ダウンロードできるようにするということです。で、そのアドレスは、アンケートに自分のメールアドレスを書いてくださった方に、メールで知らせるということになりました。
ということで、もし、アンケートを出していない方で、カイルに自分のメアドを知らせたい方がいましたら、僕にメールで連絡してくださいね。

話を戻しましょう。日本での最後の曲は、やはりこれしかない曲 I Sing for You / Happy Ending です。カイルもしみじみと歌ってくれたように思います。

ライブが終わると、恒例の抽選、そしてサイン会&写真撮影会です。関西のキャンディファンの方々はみんな熱く、本当に延々といろんな話で盛り上がっていました。(^^)なによりも、ここではカイルの物品販売が好調だったこと。福山と広島での売り上げの合計を、軽く抜いてしまいました。カイルも「CRAZY...」と、喜んでいましたよ。(笑)

そんなわけで、荷物を片付け終わったら、すでに11時を遙かにまわっていました。突然、主催者のエミリアさんが叫びました。「いけない!ディナーは10時半に予約入れてたんだった。どうしよう!」....早く言ってよぉ...(笑)
とりあえず、お店に連絡入れてもらって、終電までには間に合うからと、大急ぎで食事になりました。会場近くのイタリアン・レストランで、カイルのための特別料理です。前菜もパスタも、完全にカイル特別メニューです。パスタの麺からして、カイル用に考えて作ってくださったものだとか。そんなシェフの心遣いとプロ意識の詰まった料理、食べることができて良かったと、本当に思いました。ただし、終電の時間があるので、ディナータイムは25分でしたけどね。(^^; 素敵な料理を用意していただき、終電に間に合わせていただき、なおかつ、駅まで荷物も運んでくださったお店の皆様、本当にありがとうございました。

ということで、終電で三宮に帰ります。電車は空いていてよかったけどね。カイルは、車内でも写真を撮りました。
ホテルに着き、翌日の朝食の時間を決めたら、その日はそのまま就寝です。すべての日程を終えて、心地よい疲労感で、ほとんど即爆睡という感じでした。(笑)

翌日になりました。僕は午前中の新幹線で広島に帰りますので、カイルから宿題のサインをもらって、忘れないように鞄に詰めます。カイルとエミリアさんが僕を新神戸駅まで送ってくれたのですが、三宮のバス停でバスをちょうど逃してしまい、バス停で一休みです。その間に、カイルが売れ残りの物販アイテム(CDとポートレート)にサインをしてくれました。それらのサイン入りアイテムは、来日情報ページの「カイルのお店」コーナーで売っていますので、興味があれば見てみてくださいね。アイテムが残っている間は、あのページも残しておきますから。(笑)

そうしているうちに次のバスに乗って、新神戸駅に着きました。発車まで15分。僕は家と職場におみやげを買ったのですが、ここでもカイルが(僕の娘にと)チョコレートを買ってくれました。
最後に、改札前で記念写真を撮って、僕はホームへ向かいます。..本当に素晴らしい1週間だったよ、カイル....そう思いながら、僕は妻子の待つ広島へと帰路についたのでした。

ちなみに、この原稿を書いている時点で、カイルから Sakura Lullaby のカラオケ・ファイルは届いていませせん。届き次第、録音に入る予定ですが、カイルからの重大な使命だから、頑張らなくちゃね。(^^)

では、最後に(来日プログラムには載せていたのですが)Sakura Lullabyの日本語詩を乗せて、カイルの来日同行レポを終わりたいと思います。
今回の来日にかかわってくださった皆様、会場にいらしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 夢見草の詩 -Sakura Lullaby-

  静かに 優しく 薄紅の
  花びらが 舞い落ちる
  街を 仄かに 染めながら
  心に 降り積もる

  花の香りに 君を想う
  君も そうなら
  今夜 僕の 夢の中で
  聴かせてよ 子守唄(ララバイ)


  風に 吹かれる 花びらに
  心は 運ばれて
  其処で生きる 意味を知った
  別れゆく その日に

  花の季節に 君を想う
  君も そうなら
  今夜 ここに 届けてよ
  夢結ぶ唄を


  天に伸びゆく 双葉のように
  分かつことなく
  空に煌めく 朝陽のように
  君は いつも 傍にいる


  冬が 緑樹(みどり)を 隠しても
  必ず また会えるさ
  暖かき 春に


  季節の花に 君を想う
  いつも いつでも 君を想う
  君も そうだろう?

  君は 僕の夢のすべて
  紡ごうよ 子守唄(ララバイ)
  こころ重ねて.....

では、また次回に。


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。