第2回  カイルのCD その2 

 さて、カイル・ヴィンセントのコーナーの2回目です。

 前回、次はサードについて書くよと言ったのですが、その前に、未発表曲のコンピレーション・アルバムから始めましょう。99年にリリースされた「SWEET 16」<Song Tree records, STR-69003-2 >です。
 このアルバムは、カイルの86年から98年までの未発表曲を中心に選曲されたコンピレーションです。録音の時期にかなりの隔たりがあるので、シンプルなロックやらキャッチーなポップ・チューンやら、サウンド的にも様々な楽曲が並んでいます。 曲目は、1.ONE SOUL / 2.I CAN STILL LOVE YOU / 3.BACK OFF / 4.ONE TICKET HOME / 5.SAME OLD HEARTACHE / 6.I ONLY KNOW HOW TO LOVE YOU / 7.ANY OTHER GIRL / 8.MAN IN THE MOON / 9.JUST A MATTER OF TIME / 10.IF YOU WERE MY LOVE / 11.WHEN I CLOSE MY EYES / 12.WHEN I NEED A MIRACLE / 13.ROCKIN' RADIO / 14.RITA / 15.RUNNING AWAY / 16.WHERE MEMORIES GO  となっています。でも、クレジットはないのですが、このアメリカ盤にも 17.ON THE BEACH / 18.IF I COULD FLY の2曲が収録されています。(^^)
 日本盤の「SWEET16」<air mail recording, AIRCD-013>には、日本盤のみのボーナストラックが1曲入っているそうです。僕はまだ持っていないので、入手次第それは書き足したいと思います。
 それにしても、たとえば90年の作品M2は、リリカルなメロディーにエリック・カルメン風の瑞々しいサウンドと、すでに彼の持ち味が存分に発揮されている佳曲です。そう考えると、前回書いた93年の「A NIGHT LIKE THIS」のあの不釣り合いなサウンドは、やはりMCAの意向だったのかな?と思えてなりません。

 で、ようやく(笑)カイルのサード・アルバム「SOLITARY ROAD」<Song Tree records, STR-7337924162-2 >の登場です。(^^)このアルバムは、最初に2002年末にリリースされました。カイルの待望の新作ということで、期待いっぱいで手に入れたのですが、僕の期待を遙かに上回る出来映えでした。ファーストにあった弾けるような煌びやかなポップ感は少なくなったものの、その替わりに、彼の楽曲の持つ瑞々しさと美しいメロディーが存分に堪能できる名盤となっていたのです。(^^)
 曲目は、1.INTRO / 2.YOU WILL DANCE AGAIN / 3.EVERYTHING / 4.LET ME LET GO / 5.LOVIN' EVERYTHING YOU DO / 6.I SING FOR YOU / 7.MAGICALLY / 8.IT'S TOO LATE / 9.AWAY / 10.OUR SONG / 11.REMEMBER ME / 12.BRIDGE / 13.SIERRA / 14.IF I HAD ANYTHING / 15.OUTRO となっています。本当に素晴らしいアルバムなのですが、残念ながら現在は早々と廃盤となっています。(現時点ではWIZZARD IN VINYLに最後の入荷分があるようですので、持っていない人は急いでくださいね。)それは何故かと言うと....

 2003年になって、「SOLITARY ROAD」<Song Tree records, STR-7337924162-2 >は、1曲を入れ替え、曲順も変えて再発されたのです。現行のCDは、こちらのヴァージョンということになります。ジャケットとCD番号は旧盤と全く変わっておらず、裏ジャケの曲目とリリース年だけが違いますので、注意が必要です。現行盤の曲目は、1.INTRO / 2.YOU WILL DANCE AGAIN / 3.REMEMBER ME / 4.I SHOULD UNDERSTAND / 5.OUR SONG / 6.IF I HAD ANYTHING / 7.SIERRA / 8.LET ME LET GO / 9.AWAY / 10.MAGICALLY / 11.IT'S TOO LATE / 12.EVERYTHING / 13.BRIDGE / 14.I SING FOR YOU / 15.OUTRO となっています。旧盤のM5(リズミックでファンキーな曲で、メロディーよりもサウンドを聴かせるタイプの曲)がオミットされ、代わりに新盤ではM4(パーセノン・ハックスリーとの共作の素晴らしいメロディーの佳曲で、旧盤を持っている人でも、この1曲だけのために新盤を買うだけの価値があると思います)が入っています。こうして曲が差し替えられたことにより、アルバムとしての統一感が増し、作品のクオリティも上がったように感じます。

 このサードからのシングルですが、正規盤はリリースされておりません。プロモーション用のCDS「REMEMBER ME」<Song Tree records, 番号なし >が(プレスCDではなくてCDRですが)作られています。僕はこのプロモCDS(CDR)を2種類持っているのですが、丁寧な作りのカラー・ジャケット(今回の画像)のほうがREMEMBER ME radio version と REMEMBER ME -hook(サビを15秒ぶん抜き出したもの)の2曲入りで、白黒の文字ジャケのものは REMEMBER ME 1曲入りでした。

 カイルのソロ・アルバムは、現在、この「solitary road」が最新のものとなります。

ということで、また次回に。


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