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ウイッシュボーンアッシュの『LIVEDATES LIVE』が無事にリリースされました。前回書いた通り、最新メンバーで名盤『ライヴデイト』を再現したライヴ盤になります。２０１４年のASHCONでの音源で同曲目のＣＤをリリースしていますし、５０周年とはいえ２番煎じの感じもなきにしもあらずですね。でも、今回はＣＤだけじゃなくて、レコードも３種類（イエローヴィニルとパープルヴィニルと普通のブラックヴィニル）リリースされましたので、アッシュとしても力は入れていると思います。で、肝心の内容ですが、演奏の質感としては結構テッドの時代に近いものがあるかなとは感じます。マディーのフレーズが出てくるなど、新しめのアレンジも残っているので、さすがに同じとは言いませんけどね。でもアッシュのファンならば十分に楽しめると思いますよ。
それよりも、一番の弱点は、リリース前から懸念されていたヴォーカルにあります。アンディーが頑張っているのはわかるのですが、アンディーとボブの２声のコーラスで、しかもコーラスパートのミキシングレベルが低いことから、ヴォーカルの薄さが目立ちますね。これでは楽曲の良さが半減してしまいます。ここはぜひギタリストのマーク（ドラムのマイクでもいいけど）にも歌えるようになってもらいたいものです。
ということで、このアルバムはマニア向けの１枚と言えるのではないでしょうか。
では、また次回に。
