第212回 LIVE IN JAPAN

  さて、自分のHPをアッシュに特化しようと思って、全部のファイルをサーバーから削除したのはいいけど、その後にホームページビルダーの調子が悪くなって、ふた月以上もの間、僕のHPは空白のままになっていました。昨日、ようやく原因がわかったので、またアッシュのことに特化した形でHPを再開しようと思います。

再開一段は、その後に出たアルバムのことを遅ればせながら書いていこうと思います。まずは、去年の来日公演の音源をセレクトしたこのアルバムです。オフィシャルサイトから手に入れることができますよ。

1.Prelude
これはオープニングのテープなので、コメントはなし。(笑)

2. Real Guitars Have Wings
流暢なハーモニーツインからはじまる曲ですが、こういうしっかりとした作りで約束事が多い曲にはマークは合っていると思います。そつなくまとまった演奏だと思います。

3. Come in From The Rain
ジョーのドラムに乗って、アンディーのリフがカッコよく始まります。コーラスは少し薄いかな?マークは線が細いものの過去のフレーズをなぞって弾いています。

4. Front Page News
ミッドテンポの落ち着いた曲を忠実に再現していってます。やっぱりコーラスは薄めですね。でも、カッコよくまとめています。

5. FUBB
ボブのベースはしっかりとプッシュされたミキシングになっています。はじめにマークがエフェクターをかけてハーモニーを弾いているのが面白いです。マークの音が少し線が細いものの、サウンド的には70年代を思い出させてくれる音ですね。

6.Living proof
これもそつなくまとめてくれています。マークは70年代のアッシュのライヴをリスペクトしたようなソロを弾いてくれてます。もっと自由に弾いてもいいのにな。(笑)

7.Runaway
この曲でもボブのベースがプッシュされていますが、マーティンのハマーの音には届いていないかな。でも、カッコよく弾いてくれてますよ。

8.Lifeline
実は、来日公演の時にはこの曲が聞けたのが一番嬉しかったんですけどね。サウンド的にはよくできていますが、アンディーの唄が少し苦しそうです。でも、アンディーの伸びやかなソロが聞けたら十分ですね。

9.Sometime World
今回のライヴでも、アーガスは完全再現してましたが、そこから選ばれたのはこの1曲だけです。ここでもボブのベースがプッシュされていますが、コーラスが2声では苦しいところです。

10.Errors of My Way
しっとりとした名曲を、ピエゾの音をうまく使いながら曲想なりに演奏してくれてます。ギターワークには文句のつけようがありませんが、コーラスはやっぱり薄いです。

11.Why Don't We
ポップなこの曲を、しっかりと再現して演奏してくれていますね。でもヴォーカルはやっぱり薄いです。

12.Persephone
本当は、この曲が選ばれるとは思っていませんでした。(^^; ギターサウンドはいいのだけど、アンディーのヴォーカルがかなり苦しくなっていたからです。ミックスで盛り返してはいますが、やっぱり他の曲を選ぶべきじゃなかったかな?(笑)

13.Blind Eye
かっちり決まった約束事の多い曲だけに、マークも伸び伸びと弾いていますね。いい出来だと思います。そしてアルバムは歓声と余韻をもって終わっていくのです。

さすがにしっかりミキシングされているので、音質的には文句なしですね。やっぱり自分がその場にいたライヴ音源は格別です。(^^) 初日と二日目からまんべんなく選曲されていますが、前作のSACRAMENTOとの曲の重複は避けたみたいですね。
難点を言うならひとつだけ。インストのサウンドは70年代へのリスペクトにあふれていていいのですが、ヴォーカルがアンディーとボブの2声なので、かなり薄いところでしょうか。やっぱりマークにも歌えるようになってもらいたいものですね。
日本のファンへのプレゼントリースだとは思います。でも、当日行った人も行けなかった人も楽しめる内容だと思いますね。

では、また次回に。